2012年8月9日木曜日

がんばれニッポン~ロンドンオリンピック開催中


 スポーツの祭典「ロンドンオリンピック」が真っ盛りです。金メ
ダルは幾つ取れるのか・・・。取れそうで取れない、取れなそうで
も取れる。いろいろでしょうね。

 大会前の7月10日、シンクロナイズドスイミングのチーム競技
に出場する長野市出身の箱山愛香(あいか)選手が、コーチの内山
まゆみさんと共に出場報告に来てくれました。
 箱山選手は、市立三陽中学校、長野日本大学高等学校を卒業され、
現在、日本体育大学3年生です。176センチメートルという長身
(シンクロ界のスカイツリーと呼ばれているそうです)を生かした、
海外選手にも負けないダイナミックな演技が持ち味で、水泳競技と
しては県内で初めてオリンピックに出場します。シンクロで日本代
表に選ばれるのは、これまで練習施設に恵まれた東京や大阪など大
都市圏出身の選手が中心で、地方からオリンピック出場を果たすの
は大変な快挙といわれています。箱山さんは、長野冬季オリンピッ
クではアイスホッケー会場として使われ、現在は屋内プールとして
人気のアクアウイングで練習を積み重ねてこられたそうです。
 また、コーチの内田さんも長野市出身で、高校まで長野を代表す
る選手として活躍され、現在は長野商工会議所に勤務しながら全日
本チームのコーチを務めています。箱山選手を小さいころから指導
されていて、まさに長野市の師弟コンビがオリンピックに出場する
わけです。
 試合は、日本時間の本日9日と明日10日の午後11時から行わ
れます。箱山選手をみんなで応援しましょう。

 長野市出身ではありませんが、長野市に関係のある選手もご紹介
します。総合馬術の佐藤賢希(けんき)選手は、小川村の出身で、
ご実家は代々続く曹洞宗のお寺です。7歳で出家し、長野日本大学
高等学校を卒業され、中条地区にあるお寺の住職を務められている
「僧侶騎手」としても話題を集めています。
 試合は、残念ながらまさかの落馬で失権(走行中止)。人馬一体
と言いますが、人間と馬の連携競技ですから、やはり難しいのでし
ょう。

 もう1人、カヌーの矢澤一輝(かずき)選手は、長野市にある山
田記念朝日病院に勤務され、北京オリンピックに続き2大会連続で
の出場です(出身は飯田市です)。スラローム男子カヤックシング
ルで決勝戦まで進み、歴代の日本勢では最高位となる9位に入りま
した。今後が期待されます。

 これまでの大会を振り返ると、体操男子個人総合で内村航平選手
が金メダル、競泳400メートルメドレーリレーで男子が銀メダル、
女子が銅メダル、バドミントン女子ダブルスが銀メダル、卓球女子
団体で銀メダルを獲得するなどの朗報もあれば、お家芸である柔道
では、男子がついに金メダルを取れず(残念でした・・・)、競泳
男子平泳ぎでも北島康介選手の3連覇の夢が絶たれるといったこと
もありました。また、サッカー女子は、準々決勝の好条件を得るた
め、1次リーグ最終戦を引き分けに持ち込むなど、そこにはさまざ
まなドラマがあるのでしょう。

 8日現在で日本のメダル獲得数は、金2個、銀12個、銅13個
です。金メダルまでもう一歩のところで勝ち切れない弱さが指摘さ
れる半面、銀と銅メダルはこれまでを上回る勢いだそうで、競技の
裾野が広がり、競技レベルが確実に上がっているといえるでしょう。
スポーツ界が盛り上がり、スポーツの話題が増えることは、素晴ら
しいことだと思います。

 いよいよロンドンオリンピックも終盤戦です。なでしこジャパン
が金メダルに王手をかけています。サッカー男子にも、なんとして
でも銅メダルを取ってほしい。バレーボール女子もメダル圏内で、
楽しみがたくさんあります。4年に一度の大舞台で繰り広げられる
感動のシーンに期待しています。

 スポーツの話題といえば、去る7月23日に開催されたJリーグ
理事会で、AC長野パルセイロのJリーグ準加盟が承認されました。
本年2月、いったん「審査継続」とされていたもので、約5カ月を
経て今回承認となりました。J2昇格の条件の1つ、Jリーグの基
準を満たすスタジアムの確保については、現在、南長野運動公園総
合球技場の改修に向けて、基本プランの検討業務を進めていて、8
月中には概要がまとまる予定です。   
 今後、できるだけ早く、スタジアム改修に要する事業費やその財
源、全体スケジュールなどを詰め、早期に実施設計に着手できるよ
う準備していきたいと考えています。

 そして現在、AC長野パルセイロはリーグ首位を快走しています。
6月下旬の試合から勝ち続け、7連勝を懸けて7月28日にアウェ
ーでホンダロックSCと対戦しました。結果は、残念ながら0-1
で負けてしまい、8月4日のツエーゲン金沢とのアウェー戦では2
-2の引き分けでしたが、それでも勝ち点45でリーグトップは変
わらずです。これからも勝ちを積み重ね、リーグ戦での優勝はもち
ろんのこと、パルセイロが力のあることを証明するためにも、Jリ
ーグのチームが出場する天皇杯で、今年はぜひ勝ち上がってほしい
と思います。スタジアムの改修やホームゲーム1試合平均観客数
3,000人の確保などJリーグ昇格には解決しなければならない
課題があるため、まだ昇格はできませんが、多くの皆さんにホーム
ゲームが行われる南長野運動公園総合球技場に足を運んでいただき、
パルセイロのJ2昇格に向けた盛り上がりを更に大きくしてほしい
と思います。私もホームゲームは全て応援に駆け付けています。