長かった冬がようやく終わって、暖かくなりました。南からサク
ラ前線が北上してきました。もう東京は散ってしまったそうですが、
長野はまさにサクラ満開です。今年の長野のサクラは13日頃が咲
き始めという予想だったはずですが・・・かなり遅れましたが、ま
さに春爛漫の季節になりました。長野市のサクラ開花の標本木は、
私の家の近く、城山にある長野地方気象台のソメイヨシノだそうで
すが、花より団子の皆さんもたくさんおられて、とてもにぎやかで
す。でもちょっと今年の黄砂はひどいですね。
「エルザ、残念なスタート」
本年度のサッカー北信越リーグが始まりました。このリーグは、
JFL、そしてJ2、J1へとつながっていく大切なリーグである
ことは、4月6日のメルマガに書かせていただきました。今年こそ、
というわけで「長野エルザ」はチーム力をかなり強化し、「アスレ
ながの」もメーンスポンサー獲得など財政的な支援を高めて張り切
ってシーズンを迎えました。
第1戦は南長野運動公園のサッカー場で、松本山雅FCを迎えて
のホームゲーム。私も応援に出かけました。天気もよく、観客も
2,000人以上が入り応援してくださいました。グラウンドコン
ディションもすばらしかった・・・唯一北風が冷たくて、かなり厚
着をして行ったのですが、寒くて困りました。
松本山雅FCは昨年2部リーグで優勝して1部に昇格したばかり
のチーム、よもや負けるとは思っていませんでした。それが残念な
がら、0対2で敗れてしまいました。まあ第1戦目ですから、これ
から全部勝てば良いのですから・・・自らを慰めていますが、選手
・監督・コーチ、そして支援するサポーターの皆さん、大いに頑張
ってください。私も時間の許す限り、応援に駆けつけます(第2戦
は、大勝したとの報告が入っています)。
「エコール・ド・まつしろ 松代城 春まつり」
4月11日から23日までの週末を中心に、松代で春まつりが行
われています。エコール・ド・まつしろも3年目を迎え、徐々に基
盤が出来てきたと感じています。
今年も「杏お花見ツアー」が行われました。杏は松代にとって、
真田家にお嫁に来た豊姫が、実家の宇和島から持ってきて植えたと
いわれる大変由緒ある木です。恵明寺には、その豊姫が植えたとい
われる木の三代目がありますし、東条地区の杏畑はピンク色の花が
満開になっています。お隣、千曲市の杏に負けないような規模にな
ると楽しいですね。
ほかにも、松代城観桜会では灯りの演出やライトアップ、お花見
桟敷の設定、ブースの出店が計画され、そして文武学校では切り絵
作家小林由美子さんの展覧会が21日まで開かれています。
22日には信州・松代ウオーキングも行われます。Aコース14
.5キロメートル、Bコース24.7キロメートル、そして新設し
たCコース8キロメートルの3コースがあり、松代温泉を含む施設
入場割引券や案内ガイドつきで、松代の城下町を中心に、歴史・文
化・自然・温泉を楽しむことができるウオーキングです。このウオ
ーキングは日本市民スポーツ連盟(JVA)認定大会になっており、
参加登録費1,000円をお支払いいただけば、どなたでも参加で
きます。
あとわずかの日程です。皆さん松代を楽しみましょう。
「第8回長野オリンピック記念長野マラソン」
4月16日、春恒例の長野マラソンが行われました。
「ランナーズ」という雑誌が実施した「2005年全国ランニン
グ大会100撰」という企画で「長野マラソン」が総合1位に選ば
れました。評価されたポイントは(1)沿道からの熱烈な応援(2)
国際マラソンのような雰囲気とサービスの充実(3)車いすマラソ
ンの同時開催 ということであり、地域一体となった取り組みと、
オリンピック・パラリンピックの経験から培われた「おもてなしの
心」が皆さんの支持を集めたものと思います。国内屈指の人気大会
に成長したことは大変嬉しいことです。
今回初めてスタート地点へ行ってみました。長野運動公園は、人
でいっぱいでした。スターターを務められたのは、長野陸上競技協
会の宮下会長さん。過去7回とも務めておられるそうです。招待選
手を先頭に、約6,000人のランナーがスタート地点を通過して
いきました。元気に手を振って、あるいはカメラを応援の人に向け
て撮影しながらの参加者もいました。
すべてのランナーのスタートを見送った後、エムウェーブに先回
りして、車いすマラソンの選手の走りを応援し、マラソンの先頭が
来るのを待ちました。この地点はスタートから15キロメートルを
過ぎた辺りで、先頭から多分500位ぐらいまで応援したのですが、
既にかなり差がついていました。男子ランナーに混じって、同時ス
タートの女子ランナーもたくさん走っており、男女の力の差はかな
り少なくなっていることを実感しました。
それから、松代経由で選手に追いつき、桜づつみ公園付近で終盤
を応援しようと思ったのですが、車が混んでいて無理なことが分か
り、表彰式が行われる、フィニッシュ地点である南長野運動公園の
オリンピックスタジアムへ直行しました。
南長野運動公園は、マラソン・タウンということで、グッズを売
ったり、食事を提供したり、ダンス・パーフォーマンスを披露した
り・・・大変なにぎわいを見せていました。長野マラソンも8回目、
地域の中で確実に定着してきていること、そして「長野の春の風物
詩」として欠かすことができないイベントになったことを実感しま
した。
第8回大会の結果は、男子はケニアのキニャンジュ選手の初優勝、
女子はロシアのイワノワ選手の2連覇でした。男子の入賞者のうち、
日本人は8位に1人だけというのは、ちょっと残念でした。
夕方には、ホテル国際21でフェアウエル・パーテーが開かれ、
大会長の信濃毎日新聞社の小坂社長から、登録者6,972人、出
場者5,952人、完走者5,167人、沿道観客数推定23万人
と発表がありました。
私は、大会を盛り上げていただいたランナー、ボランティア、関
係者の皆さんへの感謝とともに、次回大会宣言として「来年もこの
時期、長野オリンピック記念長野マラソンを開催します。皆さん来
年もまた、長野で会いましょう」と申し上げました。