市長発のメールマガジン発刊を発表させていただきましたところ、
多くの皆さんにご登録いただき、誠にありがとうございます。この
メールマガジンの「かじとり通信」は、長野市政のことを、私自ら
の語り言葉で市民の皆さんに知っていただこうというのが、発刊の
目標です。原則週1回ということで、私の週間日記のつもりで書い
てまいります。
内容を充実させながら、ご登録いただいた皆さんに永く読んでい
ただき、そして、評判を聞いて登録者の数がだんだん増えるよう、
そんなことを願いながら継続してまいります。
実は、このメールマガジン発刊に当たっては、市長就任3か月ぐ
らいの頃、市の広報広聴担当課との議論の中で、半ば職員に挑発
されるような形で提案され、「よし、やろう」と決めたことであり
ます。大変きつい負担を自らに課したことではありますが、決めた
以上は精一杯頑張ってまいります。皆さんのご意見・ご批判・ご提
案は「みどりのはがき~電子メール~」でいただければ幸いです。
今回は創刊号ですので、「かじとり通信」のネーミングについて
書かせていただきます。
現代の民主主義社会は、主権は市民にあり、市民が主人公であり
ます。市民は行政に色々な要求をし、行政もそれに応えて一生懸命
仕事を増やし、職員を増やし、努力してきました。いわば『行政自
ら、船を漕いできた』わけです。でも最近は少し行政が肥大化しす
ぎ、行政費用がかかる、組織が複雑化している。また、行政は常に
独占体みたいなところがあるから、倒産はないし、独善的になって
いる、サービスも悪い。もっと競争原理があっても良いのではない
か、といった意見が多くなり、仕事をドンドン民間に任せ「自らは
舵取りに徹すべき」という意見が強くなってきました。私もその考
えに賛成です。そこで、行政にとって、今大切なことは、「舵取り」
なんだということから、「かじとり通信」と名前を付けさせていた
だきました。
もし間違った舵取りをしたら、大変です。私は私心を捨てて、将
来の可能性や全体の方向性を間違えないように、舵取りをして
まいりますし、市職員も必ず応えてくれるはずです。市民の皆さん
には、もし私が舵取りを間違えそうになったら、どしどしご意見・
ご忠告をいただきたいし、新しいご提案には、積極的に耳を傾けて
いきたいと思います。前向きのメール、ぜひお寄せください。
2002(平成14年)4月11日
長野市長 鷲澤正一