2005年2月24日木曜日

長野の冬は今年も元気です。


 昨年もこの時季、長野で行われるイベントをお知らせし、なんと
か2月を元気な月にしたいとお話しました。雪に関するイベントは
除きまして、今年もさまざまな催しが行われましたので、順を追っ
て報告させていただきます。

 1月28日(金)~30日(日)、「国際アイスホッケー大会長野
カップ2005」がビッグハットで開催されました。カナダ、ロシア、
日本の3チームにより熱戦が繰り広げられ、日本が優勝しました。
今年で5回目となる大会ですが、日本の優勝は初めてのことです。
29日(土)には、犀陵中学校(長野市)と軽井沢中学校(軽井沢町)
とのエキシビションマッチも行われました。日本アイスホッケー連
盟の冨田会長さんのお話では、本年から始まったアイスホッケーの
アジアリーグは順調に出発できたようです。日本4チーム、韓国1
チーム、中国2チーム、ロシア1チームの8チームでのリーグ戦と
のことですが、韓国、中国、ロシアではチーム数が増える可能性も
あり、当初の構想通りの展開で、次はスポンサー探しと張り切って
おられました。

 アイスホッケーの大会を開催する場合、入場券などの売り上げが
収入のもとになりますから、多くの観客を収容するビッグハットの
存在は大きく大会運営に理想的と言ってよいでしょう。

 1月30日(日)~2月1日(火)、長野市内在住の書家、笠原
聖雲さん、一色白泉さん、川村龍洲さんによる「新春書道三人展」が、
ながの東急百貨店シェルシェで開かれました。この書道三人展は、
22回開催されているそうで、私も素晴らしい芸術作品を鑑賞させ
ていただきました。30日夕方、市内のホテルで行われたパーティー
には、書道を学んでいる方々が長野県内から大勢出席されていまし
た。信濃毎日新聞社の瀬木専務は挨拶の中で、「この3人がどうし
て仲が良いのかわからない、普通は同じ業界人なら、あまり仲が良
くないはずなのに」とユーモアを交えて挨拶をされました。私は以
前から塚田前市長に書道を勧められていますが、「お言葉ですがこ
れだけは無理です」と申し上げ逃げ回っています。

 2月3日(木)、善光寺と秋葉神社で節分会が行われ、「福は内、
鬼は外」の声が響きました。私は両方の節分会で豆まきをさせていた
だきましたので、今年は良いことがあるかもしれません。善光寺の
豆まきは、大本願から本堂まで善男善女が行進し、法要のあと、回
廊から大きな声で豆をまきました。秋葉神社の豆まきは、神社の中
で宮司さんが祝詞を上げてから、仮設の舞台で豆をまきました。
どちらも特別信徒ということで、芸能人も参加し、人気を集めてい
ました。天気に恵まれ、良い節分会でした。

 2月5日(土)、第2回灯明まつりが始まりました。開会式は、
善光寺三門前で行われました。午後6時一斉に善光寺周辺がライト
アップされました。照明デザイナーの石井幹子さんが昨年に引き続
いて演出してくださったおかげで、日本最高の照明芸術で善光寺と
いう舞台が五色の光に包まれ、大変幻想的でした。まつりはこの日
から13日(日)まで、善光寺と本堂西側の特設ステージを中心に、
中央通り、長野駅前、長野駅東口一帯でにぎやかに行われました。
大門町の路上には沢山の作品の常夜灯が並び、また音楽グループの
演奏もあって、にぎわいました。6日の夜には特設ステージを利用
して、間近に迫ったスペシャルオリンピックス(SO)の集火式も
行われました。表参道宵まつりでは、合併した1町3村の特産品の
販売や伝統文化の紹介、太鼓などの演奏が行われました。灯ろうに
切り絵を張った「ゆめ灯り絵展」の表彰式も11日(金)に行われ、
宮下ひろみさんの作品が大賞に輝きました。主催者の意気込みは、
札幌の雪まつりに匹敵する大きなまつりに育てたい・・・と嬉しい
話です。

 2月6日(日)、松代復元冬まつりシンポジウムが開催されまし
た。昨年の春・夏・秋と開催してきたエコール・ド・まつしろ20
04を締めくくるイベントとして、アカデミックな催しが行われま
した。前半は元NHKアナウンサーの鈴木健二さんの「ふるさとづ
くり、人づくり」と題した記念講演、続いてエコール・ド・まつし
ろを総合的にプロデュースしてくださった秋山智弘さんをコーディ
ネーターに「遊学城下町 信州・松代」をテーマにパネルディスカッ
ションが行われ、本年度の活動を総括するなかで、来年度以降へど
うつなげるかの議論が行われました。

 2月11日(金)、長野市消防出初式が行なわれました。例年は
1月上旬に行われているのですが、今年は市町村合併や合併に伴う
市議会議員の増員選挙などがあり、それらが終わってから行われま
した。もちろん、増員選挙で新たに当選された4人の議員さんも出
席していただきました。この出初式は、「やすらぎ広がる安全・安心
のまち長野」を目指し、消防職員、消防団員と自主防災組織、婦人
消防隊員等の消防関係者が参加し、市民の生命と財産を守る誓いを
あらたにする式典と言えましょう。

 2月19日(土)、アテネからの聖火と阿蘇山からの聖火が一つ
になりました。アテネで採火された聖火が日本に到着し、一方阿蘇
山で採火され、昨年9月頃から全国各地でアスリートや支援者によ
ってリレーされてきた500万人トーチランの火が、松本で統火さ
れました。現在は、県内2ルートに分かれて聖火が運ばれています。
明日25日(金)には、SO冬季世界大会トーチランの前夜祭会場
となる善光寺に2つの聖火が到着する予定です。

 2月21日(月)、SOのインド選手団が到着し、SOホストタ
ウンプログラムが始まりました。このプログラムは、競技と同様に
大切なプログラムといわれており、県内外の自治体が大会参加選手
団を受け入れ、宿泊を伴いながら、地域との交流を行っていただい
ています。長野市は唯一、複数の11カ国を受け入れ、それぞれの
地域にお願いしています。「鬼無里の湯」、大岡の「聖山パノラマ
ホテル」等合併町村の施設も利用していただいています。きっと素
晴らしい交流が生まれているはずです。

 以上、主な長野の冬のイベントについて書いてみました。2月は
寒い、景気が悪い・・・、でも長野の2月は、あの冬季オリンピッ