甲子園での熱戦に加え、今年は北京オリンピックもあり、皆さん、
テレビの前から離れられないお盆を過ごしていらっしゃるのではな
いでしょうか。
先週のお祭りに引き続き、今週は、市内のスポーツの話題につい
てご報告させていただきます。
7月26日(土)から、長野運動公園と長野オリンピックスタジ
アムで、第42回長野市少年野球大会が行われました。私は、開会
式に出席させていただきましたが、野球を愛する小学生85チーム、
中学生19チームの選手の皆さん、そして役員やコーチ、監督、保
護者の皆さんなど、大勢の皆さんが参加してくださり、今年も盛大
に開催されました。
両会場では、熱戦が繰り広げられ、小学生の部では綿内少年野球
クラブA、中学生の部では長野東柳クラブAが優勝を決めました。
サッカー北信越リーグで好調に1位を保ってきたAC長野パルセ
イロですが、7月27日(日)に新潟県で行われた試合で、リーグ
2位のJ.S.C(ジャパンサッカーカレッジ)と対戦。この試合
は、今期の優勝を決定的にする大事な一戦だったのですが、これに
敗れて、2位に転落してしまいました。
ところが翌週、8月2日(土)にAC長野パルセイロがツエーゲ
ン金沢に勝ったことに加え、翌日、松本山雅FCが、J.S.Cに
勝ったことにより、AC長野パルセイロが再び1位に復帰しました。
ほっと一安心です。
一気に優勝を決めることはできませんでしたが、現在のところ、
AC長野パルセイロが優勝に一番近い位置にいることは事実です。
最終戦は、9月7日(日)に、AC長野パルセイロ対松本山雅F
C、J.S.C対ツエーゲン金沢の4強対決で行われます。勝ち点
と得失点差によって微妙な問題もありますが、勝てば文句なしにA
C長野パルセイロが優勝です。
JFL(日本フットボールリーグ)への昇格を目指すには、北信
越リーグで優勝することが必要ですが、全国社会人サッカー選手権
や長野県サッカー選手権(天皇杯予選)から昇格する道もあります。
AC長野パルセイロは、現段階でそのすべてに勝ち残っています。
大きなチャンスです。今年こそ、ぜひJFL、そしてJリーグへの
道を切り開いてほしいものです。
そして、この時期、うれしい報告が相次ぎました。
まずは、野球です。市内の硬式野球2チームが、全国大会に出場
するとのことで、あいさつに来てくださいました。
7月29日(火)に来てくださったのは、長野東リーグ(リトル
シニア)の皆さんです。信越大会で準優勝し、東京の神宮球場など
で行われる「日本リトルシニア野球選手権大会」に出場されるとい
うことでした。この大会は、すでに終わったのですが、長野東リー
グは、惜しくも1回戦で敗退してしまったそうです。
8月5日(火)には、長野東リトルリーグの皆さんが来てくださ
いました。こちらは、信越大会で優勝し、8月22日(金)から福
島県で行われる「2008ザバスカップ全国選抜リトルリーグ野球
大会」に出場されるとのことです。日ごろから鍛えている技やチー
ムワークをいかんなく発揮して、試合に臨んでいただきたいと思っ
ています。
続いてバレーボールです。8月4日(月)には、若穂ジュニアバ
レーボールクラブの男子小学生の皆さんが、8月12日(火)から
東京体育館などで行われる全国大会への出場を決めたということで、
あいさつに来てくださいました。このチームは、県内でも強豪のよ
うで、今回は2年ぶり4回目の出場です。前回出場されたときは、
全国優勝を果たし、優勝報告に来ていただきました。今回もぜひ勝
ち上がっていただき、夏休みのすばらしい記念をつくってきていた
だきたいと思います。
そして、北京オリンピック。8月8日(金)に開会式がありまし
たが、それを前に長野市出身のオリンピック選手として、7月24
日(木)には男子バレーボールの松本慶彦選手が、8月1日(金)
には自転車競技の宮澤崇史選手が市役所にあいさつに来てください
ました。両選手とは、練習の様子や大会出場に向けた意気込みなど
について懇談させていただきましたが、お二人とも、北京での活躍
を力強く誓っていってくださいました。
オリンピック開催都市として、長野市関係者からオリンピックに
出場する選手が輩出されることを、私は願っていたのですが、それ
が実現してうれしくてたまりません。
そのお二人の状況です。テレビや新聞などを通じて皆さんすでに
ご存じだと思いますが、宮澤選手は、開会式の翌日に行われた自転
車男子ロードレースに出場され、143人中86位という結果だっ
たようです。レースでは、53人もの選手が途中棄権しているよう
ですから、初出場にして堂々の完走、と言って良いでしょう。
私は、一緒に来られた伯父さんのお話によって知り、びっくりし
たのですが、宮澤選手は、お母さんのために、生体肝移植で肝臓を
半分提供されたのだそうです。そういう経験をしながら、オリンピ
ックへ、さらにはツール・ド・フランスを目指し、ヨーロッパを転
戦しているとのこと。本当に感じ入りました。
そして、松本選手が出場している男子バレーボール。10日のイ
タリア戦では、イタリアが2セットを連取。第3セットは奪ったも
のの、セットカウント1-3で残念ながら敗戦となりました。12
日はブルガリア戦。これは勝てるかもしれない、そんな期待もでき
るぐらいの試合展開でしたが、最後は競り負け、こちらもセットカ
ウント1-3で、惜しくも勝利を逃してしまいました。
今日は中国戦です。今度こそ勝利を手中にし、なんとか決勝トー
ナメントへ勝ち進んでもらいたいと思います。
皆さん、応援をよろしくお願いします。
少し前になりますが、水泳でもうれしい報告がありました。市内
の高校2年生の箱山愛香選手が、7月9日(水)~13日(日)に
ロシアで行われた「FINAシンクロナイズドスイミング世界ジュ
ニア選手権大会」に出場されるということで、市役所にあいさつに
来てくださいました。
残念ながら、今回、私は、お会いすることができなかったのです
が、箱山選手は、中学生のころから市水泳協会の強化選手になって
おり、年々実力を上げてきているとのことです。これからもさらな
る活躍が期待されます。
ところで、東京が2016年(平成28年)のオリンピック・パ
ラリンピックを招致したいと立候補していることは、皆さんご存じ
だと思います。その招致活動の一環として、7月25日(金)、長
野オリンピックスタジアムで、信濃グランセローズの試合の前に招
致委員会主催のキャンペーンが行われました。東京オリンピック・
パラリンピック招致ふるさと特使で、長野市在住のオリンピック選
手である、スケルトンの越和宏選手とともに、私もその中のトーク
ショーに参加しました。
トークショーでは、東京オリンピック招致の可能性についてコメ
ントを求められましたので、私は、「東京はあらゆる面で整備され
ており、招致は可能だと思う。IOC委員の投票なので絶対はない
けれど、可能性は十分あるのではないか。ただ、IOCの調査でも
指摘されたようであるが、足りないのは東京都民の盛り上がり。長
野では、行政だけでなく、みんなで頑張った結果、オリンピックを
招致することができた。その喜びを東京都民にも味わってもらいた
い。ぜひ、頑張ってほしい。」と、東京の招致活動を激励させてい
ただきました。
私が参加させていただいたのは、15分ほどの短い時間だったの
ですが、2回目になる東京オリンピックの招致が成功すれば、長野
で再びオリンピックを、なんてことも考えられるのかもしれない、
そんなことも頭をよぎったひと時でした。
さまざまな競技で市内の皆さんが活躍していることは、本当にう
れしいことです。スポーツを軸としたまちづくりを進めたいと考え
ている長野市としても、とても励みになります。市民スポーツ・競
技スポーツともに、もっと盛んにし、オリンピックの開催で得られ
た、有形、無形の資産を生かしていきたいと思っています。