2008年8月7日木曜日

7月末から8月上旬、忙しかった(1)


 今年の夏の暑さは別格ですね。でも私は、外で汗を流して仕事を
するのは、嫌いではありません。28度に設定しているとはいえ、
冷房の効いた市長室にいるより、健康にも環境にも良いはずです。
 この時期、市内各地でいろいろなお祭りが開催されています。ま
た、学校が夏休みに入ったためでしょうか、スポーツ大会も盛んに
行われており、私は、忙しくとび歩いています。

 まず、私も参加させていただいたお祭りからご報告します。
 7月26日(土)に「若穂ふれあい踊り」、「篠ノ井合戦まつり」、
「大豆島甚句まつり」が行われました。以前、「若穂ふれあい踊り」
は「若穂びんずる」、「篠ノ井合戦まつり」は「篠ノ井びんずる」
と称していたお祭りで、「長野びんずる」とともに昭和46年に始
まり、今年で38回目を数えます。

 「若穂ふれあい踊り」には、ステージイベントの後に行われた開
会式に参加させていただきました。この日は、3つのお祭りを掛け
持ちで回らせていただきましたので、長い時間いることができずに
残念だったのですが、年々にぎやかなお祭りになってきていると感
じました。“ふれあい”と名称を変更してから、若穂地区の皆さん
が独自性を発揮されているためでしょう。

 「篠ノ井合戦まつり」も、篠ノ井地区を挙げてのお祭りです。私
は、びんずる踊りが始まる直前の火釜への点火式から参加させてい
ただきました。私がお伺いさせていただいた時には、すでに大勢の
皆さんが集まっており、篠ノ井駅前の通りは満杯といった状態でし
た。昼間は子どもみこし、夜はびんずる踊りと、こちらも華やかに
展開されました。

 「大豆島甚句まつり」も、すでに29回目を迎えています。甚句
とは、神に供える農作業の仕事唄として起こったものだそうです。
古くから肥沃(ひよく)の地「大豆島」の人々に脈々と受け継がれ
てきた唄と踊りは、昔の人の豊穣(ほうじょう)の喜びを今に伝え
るものとのこと。農作業の仕事唄としての甚句は、もともと長野盆
地一帯に共通してあったようなのですが、江戸時代の歌詞が完全な
形で唄い継がれてきているのは大豆島地区だけであり、民俗学的に
も貴重な存在になっているのだそうです(このほか、「芋井甚句」、
「三輪甚句」、「安茂里甚句」、「新町甚句」などが伝承されてい
ます)。

 長野市では、この大豆島甚句が民俗芸能として非常に価値が高い
ことから、昭和55年6月に市の無形文化財に指定しました。その
ことを記念して始められたのが「大豆島甚句まつり」です。

 このお祭り、私も何度か参加させていただきましたが、大勢の人
が踊るにしては、道が狭くて、少しもったいないなあ・・・と、失
礼ながら感じていました。役員さんにそんな話をしましたら、間も
なく整備が完了する大豆島公園に会場を移したいと考えているとの
ことでした。

 8月1日(金)、第1回「東口ゆめりあ祭り」が行われました。
昨年までは「東口ゆめ祭り」というお祭りだったのですが、11回
目を迎えるに当たり、装いも新たに、内容も充実して「東口ゆめり
あ祭り」になったとのことです。
 さまざまなステージイベントに加え、ゆめりあ通りいっぱいに並
んだテーブルをそれぞれ囲みながら、皆さん楽しいひとときを過ご
していらっしゃいました。冬の「東口フェステイバル」と並んで、
さらに定着していくことを期待しています。

 8月2日(土)は「長野びんずる」本番。踊りに先立ち、善光寺
本堂において、大勧進、大本願、そして一山のご住職の読経のもと、
長野びんずるの役員、各連長が参加して、採火式が厳粛に行われま
した。続いて、法燈(ほうとう)行列として、善光寺木遣(きやり)
保存会の皆さんの先導でトイーゴ広場までパレード、分火式の後、
各火釜に点火され、スタートの掛け声とともに踊りが始まりました。

 230連、踊り手1万1,000人余の皆さんが、びんずる囃子
(ばやし)と“ソーレ”の掛け声のもと、約2時間半、元気に踊り
続けていらっしゃいました。
 私は、善光寺本堂からの一連の行事に参加してから、INC長野
ケーブルテレビの番組に出演し、その後、中央通りや長野大通りを
見てまわりました。あまりの人込みにちょっと疲れましたが、今年
も大勢の皆さまに足を運んでいただいたことをうれしく思いました。

 毎年のことなのですが、このような人込みや踊りの様子を見てい
ると、「長野びんずる」が長野市を代表するお祭りになったことを
改めて実感します。昭和46年の「長野びんずる」立ち上げにかか
わった私としては、我が子の成長を見るような感慨深いものがあり
ます。

 少し前になりますが、7月12日(土)、13日(日)の両日、
市立皐月高校・市立長野高校の第40回皐月祭が行われました。皐
月高校は女子高校として長い伝統がありますが、この4月から市立
長野高校として、男女共学、総合学科の高校に生まれ変わり、現在
は二つの学校が並存している状況です。

 今年度、市立長野高校には、新しい1年生が入ってきたわけです
が、男子生徒の占める割合は、43%とのことです。女子高から男
女共学に変わったにしては、ちょうど良い比率になってよかったと
感じています。
 文化祭は、これまでどおり「皐月祭」として、皐月高校の3年生
の女子生徒が中心になって運営したようですが、両校が一致団結し
た素晴らしいお祭りで、元気もよく、大いに楽しませてくれました。

 このほか、残念ながら私は参加できませんでしたが、8月2日
(土)、3日(日)には戸隠の「ミセスウェストン祭」、7月25
日(金)から始まり本日が最終日となる権堂町の「長野七夕まつり」
もありました。

 そして、これからも、まだまだお祭りが続きます。8月9日(土)
には、飯綱高原イヤーのイベントの一つである「オトナリGREE
N SESSION『湖上の歌、地球の声』」、10日(日)には
「豊野ヨイショコまつり」、「飯綱火まつり」が開催されます。

 また、お盆の最中となる13日(水)~15日(金)には「善光
寺お盆縁日」、14日(木)には「ひじり三千石まつり」、15日
(金)には「鬼無里ふるさと夏まつり」があります。
 まさに、夏祭り絶好調です。皆さん大いに楽しみましょう。

 お祭りで大切なことは、多くの皆さんが楽しめることはもちろん
ですが、地域の皆さんと商業者が相互に連携し、商業者の皆さんも、
もうかるようにすることだと思います。これが長続きする秘訣(ひ
けつ)なのではないでしょうか。
 市内の商業にもプラスになるよう、長野市としてもお祭りを支援
していきたいと考えています。

 来週は、スポーツ関係の話題について報告させていただきます。