早いもので、新年になったと思ったら、あっという間に時間が過
ぎてもう2月中旬。再来週は3月です。毎日、予定表に追われなが
ら、一生懸命に考え、走っています。今回は、1月末以降、私が参
加させていただいた主な行事などについて述べさせていただきます。
1月29日、安茂里地区の犀川沿いの築堤工事現場見学会が行わ
れました。安茂里地区の築堤は、20数年前、耕作者の皆さんのご
協力を頂いて堤防用地を確保していたのですが、長い間未完成のま
ま、途中で切れている状態が続いていました。
このため、犀川の水位が上がった時には危険なこともあり、土の
う積みなどの水防活動が行われたこともありました。住民懇談会な
どでは、地元の区長さん方から築堤の要望が出されており、そんな
声に押されて工事が実現したものです。
3月末までに2,200メートルの堤防が完成します。これで堤
防がつながることになりますので、皆さんようやくひと安心という
ところでしょうか。それに先立ち、工事を進めている国土交通省の
千曲川河川事務所の提案により、この日、地元の皆さんなどに参加
していただく見学会が開催されたものです。
堤防の上は、素晴らしい直線道路のようになっています。お聞き
すると、舗装する予定はないとのことでしたので、ここをチップ舗
装して、ランニングコースや散歩道にしたらどうでしょうかと所長
さんに提案しておきました。
2月4日、もんぜんぷら座の8階に第一地区から第五地区の住民
自治協議会の合同事務所を設置し、開所式を行いました。
市中心部の5地区には支所がありませんので、今まで住民自治協
議会の活動拠点となる事務所が確保できていませんでした。そこで、
5地区のほぼ中心にあり、交通の便も良いもんぜんぷら座を利用し
て合同事務所を整備することになり、昨年11月から進めていた工
事などが完成、この日のオープンとなったものです。
開所式の後には、地区主催の祝賀会に出席させていただきました。
会場で5地区の役員さん方とお話しする中で、今後、この事務所を
有効に活用して、住民自治協議会の活動を盛り上げていただけそう
だと感じることができました。
2月6日、7日、「長野オリンピックメモリアル東口フェスティ
バル」が開催されました。このイベントは、フェスティバル実行委
員会の主催で、長野オリンピック以来、毎年行われており、今回で
12回目です。オリンピックを契機に長野駅東口を長野の顔にした
いとの思いから、毎回、関係の皆さんが斬新なアイデアを取り入れ、
いろいろ工夫を凝らしていますので、年々盛り上がってきています。
私は6日の開会式に招待いただいたのですが、地元選出の市議会
議員、長野商工会議所、長野商店会連合会、そして地元の放送局と
いうことで長野朝日放送の皆さんなども参加され、開会式終了後、
みんなで「お宝まき」をさせていただきました。大変なにぎわいで
したが、ひどい雪降りで、県警音楽隊の参加がかなわなかったこと
が残念でした。
同日、長野灯明まつりのオープニングセレモニーが行われました。
日本を代表する「冬まつり」を目指して始まったこのイベントも、
今年で7回目を迎えました。以前の長野のまちの傾向として、春夏
秋には全国から多くのお客さまに来ていただけるのですが、冬はま
さに“冬枯れ”状況だったのです。
そこで、オリンピックを契機に、冬にも長野市に多くの皆さんに
来ていただきたい、ということで、長野オリンピックの開会式が行
われた日を中心に、このお祭りを開催しています。多くの市民ボラ
ンティア、商店街の皆さん、そして特に長野びんずると同様ですが、
長野青年会議所の皆さんが頑張ってくれています。
日本を代表する照明デザイナーの石井幹子さんの企画により、善
光寺を中心にライトアップするイベントも、もうすっかりおなじみ
になりました。ありがたいことです。
2月8日、こども広場「じゃん・けん・ぽん」の入館者が40万
人に達したことを記念するセレモニーを開催しました。ささやかで
はありますが、40万人目の方には私から記念品をプレゼントさせ
ていただきました。
平成15年6月にオープンした「じゃん・けん・ぽん」は、長野
市の子育ち・子育て支援施策を進める上で、重要な位置を占める施
設の一つです。運営は、NPO法人「ながのこどもの城いきいきプ
ロジェクト」にお願いしていますが、大変評判が良く、連日大にぎ
わいです。4月からは、篠ノ井のこども広場「このゆびとまれ」も
指定管理者による運営に移行することにしています。こちらも素晴
らしい運営をしていただけるものと期待しています。
同じ2月8日、村井県知事立ち会いの下、株式会社八十二銀行と
長野市の間で「森林(もり)の里親契約」の調印式が行われました。
八十二銀行さんは、長野県のトップ企業として環境保全活動に積極
的に取り組む姿勢を表すということで、今回は長野市だけでなく、
上田市や飯田市とも契約を締結されました。
この契約に基づくご支援により、飯綱高原大座法師池周辺の市有
林で、間伐などの森林整備を進めていただく予定です。この森は、
市民や観光客の皆さんが森林浴やキャンプに訪れる場所であり、さ
らに親しみやすい森になっていくことを期待しています。
2月9日、塩崎ドリームファイターズの皆さんが、「第3回春季
全日本小学生女子ソフトボール大会」に出場されることになり、市
長室にあいさつに来てくださいました。
このチームは、昨年10月、東御市で開催された長野県ソフトボ
ール協会主催の長野県予選大会に初出場、初優勝の快挙を成し遂げ、
全国大会への切符を手にされたものです。全国大会は、熊本県菊池
市で開催されるとのこと。遠い場所で、行くだけでも大変ですが、
大いに頑張って良い成績を挙げていただくよう激励しました。
2月13日、長野市消防出初式を開催しました。今年は、信州新
町と中条村との合併がありましたのでこの日の開催となりましたが、
例年は1月早々に開催している行事です。
市中行進後に長野市民会館で開催した式典には、北沢防衛大臣、
村井県知事をはじめ多くのご来賓、関係団体の皆さん、そして信州
新町・中条分団を加えた大勢の消防団員の皆さんにご参加いただき
ました。博愛保育園幼年消防クラブの園児からは「火遊びをしない
誓い」、市民代表の方からは「火災追放の誓い」、また、参加者全
員で「火の用心三唱」を行い、火災など災害のない防災都市づくり
の推進を誓い合いました。
2月13日には、このほかにも行事がありました。
国際アイスホッケー大会長野カップ2010が11日からビッグ
ハットで開催されていたのですが、13日はその最終日でした。
今回は、日本のほか、デンマーク、カザフスタン、スロベニアが
参加。この日、短時間でしたが、カザフスタンとスロベニアとの試
合を観戦することができました。すごい迫力で、さすが氷上の格闘
技といわれるだけあります。優勝はカザフスタン。一時は日本優勝
の可能性もあったようですが、結局4位に終わってしまいました。
この大会は、長野オリンピック記念基金を活用した大会の一つで、
(財)日本アイスホッケー連盟を中心に実行委員会を組織して開催
してきました。先日のメルマガでご報告したように、基金の助成が
終わる来年度からどうするか、今後、詰めなければなりません。
みどりの移動市長室として、「おはなしポケット」の皆さんと懇
談させていただいたのもこの日です。昨年から市では、赤ちゃんに
1冊ずつ絵本を贈る長野市版ブックスタート「おひざで絵本」事業
を始めました。市内で読み聞かせ活動をされている「おはなしポケ
ット」の皆さんには、保健センターなどでこの事業にご協力いただ
いています。
懇談では、読み聞かせが赤ちゃんや幼児、小学生だけでなく、中
学生やお年寄りにも喜ばれていることをお聴きし、少々驚きました。
読み聞かせの大切さをあらためて感じたところです。私からは、グ
ループのメンバーをどんどん増やしていただくようお願いさせてい
ただきました。
夕方には、「長野市民平和の日のつどい」をトイーゴ広場で開催
しました。この「つどい」は、市が平和都市宣言を行ったことを契
機に、世界平和を願い、その輪を広げていこうと始めたものです。
23回目となる今回は、長野オリンピックなどで日本代表選手と
して活躍されたスピードスケートの野明三枝さん(旧姓上原)、シ
ョートトラックの北村千景さん(旧姓田中)にお越しいただき、ス
ポーツと平和をテーマにお話しいただいたほか、ピースフルコンサ
ート、ビデオ上映、平和PRポスター展なども行い、長野から平和
をアピールしました。
また、この「つどい」に合わせ、市内の小学生に平和を願うメッ
セージ付きの折り鶴を募集したところ、約4,000羽もお寄せい
ただきました。2月26日まで市役所玄関棟に展示していますので、
ご覧ください。
このほか、詳しくはご紹介できませんでしたが、1月23日には、
身近な風景を描いた絵画を募集・展示した「長野市風景画展」の表
彰式、1月31日には長野県書道界をリードする市内在住の川村龍
洲さん、笠原聖雲さん、一色白泉さんの作品展「新春書道三人展」、
2月10日には、俳優の菅原文太さんを講師にお招きした「長野市
農村いきいきフォーラム」などにも出席させていただいています。
以上、最近の主な出来事を報告させていただきました。