5月後半から今週まで、長野の元気を証明するいくつかのイベン
ト等がありましたので紹介します。
1.エコール・ド・まつしろ2004実行委員会が全日本広告連盟
の第13回全広連広告大賞を受賞しました。
この大賞は、年度に1件だけという大変名誉な賞です。全国の広
告関連団体、広告会社、そしてメディアなどの関係者、約1,000人
が参加して、金沢市で開催された全日本広告連盟の全国大会の席上
で、大賞贈呈式が行われました。長野市からは市川助役やエコール
・ド・まつしろ2004実行委員会の市川会長が出席しました。
受賞理由は、エコール・ド・まつしろ2004実行委員会が展開
した多様なイベントの実施と連動して、明確な広報宣伝計画に基づ
いた立体的・多面的な広報・宣伝活動が評価されたものです。戦略
的観光キャンペーンと位置付け、松代へのリピート客獲得を目指し、
従来見るだけであった松代の歴史的文化財を活用した「遊学城下町
信州 松代」ブランドを全国に向けて集中的に発信し、2004年
度の年間集客目標数の80万人を年度途中で達成した実績も評価さ
れました。
エコールとは、フランス語で「学校」を意味し、「エコール・ド
・まつしろ(まつしろの学校)」は、松代に残る歴史的文化財を生
涯学習・趣味を嗜む(たしなむ)舞台として活用し、生涯学習交流
リゾート地になることを目指したこれまでの観光イメージとは異な
る、まったく新しい試み。
と最大級の評価をいただきました。
松代の住民の皆さんを中心に、準備に1年余りかけ、そして松代
地域の区長会・松代商工会議所などの地域住民やエコール・ド・ま
つしろ倶楽部に集結した多くのボランティアの皆さんの力が見事に
結実して、年間86万人のお客様を迎えることができました・・・
長野市としても誇らしい出来事でした。
2.5月22日(日)、ビッグハットでNHKのど自慢が行われま
した。
こののど自慢は、本年1月1日、長野市、豊野町、戸隠村、鬼無
里村、大岡村が合併したことを記念して、長野市がNHK長野放送
局にお願いして、実現したものです。NHK側も大勢の観客が収容
できるビッグハットでの開催ということで大変気合いを入れてくだ
さり、日本有数の大規模なのど自慢にしようと宣伝にも大いに力が
入りました。
観覧にお出でいただいた皆様は、応募総数約7,500人の中か
ら、抽選によって当選された約4,000人のかなりラッキーな方
々でした。会場にはまだ観客席を作れそうな余裕があるように思い
ましたが、放送局長に話を伺うと、会場は十分大きいけれど、舞台
からあまり遠くなってしまうとよくないそうです。日本最大級で、
収容人数では全国で2番目ということでした。長い歴史のあるのど
自慢ですから、2番目というのは凄いことです。
そして出場された方々、応募総数は890組だったそうですが、
抽選で250組が選ばれ、のど自慢本番の前日に同じビッグハット
で予選会が行われ、22組の出場者が決まりました。実に、約40
倍の難関を突破しての出場ということで、大変だったようです。カ
ラオケが普及したせいでしょうか、出場者は大変上手な方が多かっ
たと思います。出場された皆様の歌声で、全国に新長野市をPRし
ていただき、嬉しく感じました。
ゲスト出演は、都はるみさんと門倉有希さんでした。門倉さんの
歌は「ノラ」が有名ですが、私たちの年代には少し難しい。都はる
みさんの歌は、私たちの年代のカラオケリストにも入っているので
大いに楽しみました。
3.長野市では50年ぶりにプロ野球の巨人軍公式戦が行われまし
た。
5月24日(火)、県内では14年ぶり、長野市では実に50年
ぶりとなる巨人軍公式戦「巨人対ロッテ」が、長野オリンピックス
タジアムで行われました。長野に大勢おいでになるプロ野球ファン
の皆さんも大いに楽しまれたことと思います。試合はロッテが投打
にわたり圧倒的な強さを発揮し、巨人ファンにとってはお気の毒な
結果だったことは、皆さんご存知のとおりです。随分古い話ですが
、多分50年前の試合だろうと思いますが、私も城山野球場へ見に
行ったことがあります。球場が狭かったこともあるでしょうが、た
くさんのホームランが乱れ飛んだこと、強烈な印象として覚えてい
ます。
試合前、テレビ信州の会長さん、社長さんと一緒に、巨人軍の堀
内監督と話す機会に恵まれました。今、巨人はあまり調子が良くな
いが、これから巻き返すと意気込みを語っておられました。プロ野
球の隆盛のためにも、ぜひそうあってほしいものです。
私からは、長野は巨人ファンも多いし、この球場の素晴らしさは
オールスターゲームでも立証されているので、ぜひ今後も来ていた
だきたい。特に北陸新幹線が完成したら、従来富山で巨人軍が北陸
シリーズをやっているのを、新幹線シリーズということで、長野―
富山シリーズとして是非やってほしいという話をしました。
始球式ではなかなか味な演出がありました。地元の少年野球チー
ム「南長野ファイターズ」のメンバー9人が、巨人軍の選手と一緒
にそれぞれの守備位置についたことです。投手は、篠ノ井東小学校
の今井君、投球は見事にストライクが決まり、観客も大喜びでした。
恥を申し上げるようですが、私も東京ドームで2年続けて都市対抗
野球大会で始球式をする栄誉をあたえられたことがありますが、2
度ともワンバウンドでした。あのマウンドの高さは、素人にはかな
り厳しいものでしたが、それに比べ、今井君は見事でした。また、
巨人の選手と一緒に守備位置についたこと、これは少年野球チーム
の皆さんには、素晴らしい思い出づくりになったことと思います。
今回の巨人戦は、オリンピックスタジアムが完成して以来、長野
市民とすれば大いに期待していたイベントでしたが、なかなか実現
しなかったものでした。本年からプロ野球の仕組みが少し変わり、
新しい仕組みとして始まったセ・パ交流戦の中で実現したものです。
今までのフランチャイズだけでなく、地方球場でもっとファンを獲
得したい・・それには大きな球場が必要ということで長野開催にな
ったのだと思っていますので、今後も継続が期待できるのでは・・
と感じています。そうなると、毎年きてくれている西武球団をはじ
め、長野でのプロ野球試合が段々盛んになるのではないか・・・大
いに期待したいと思っています。
4.本年度の中央通りの歩行者天国が始まりました。
6月5日(日)、長野中心市街地、中央通りの歩行者天国のテー
プカット・パレードに参加しました。国道406号との交差点でテ
ープカットをさせていただき、長野西高校、長野商業高校、文大付
属長野高校のバトントワラーズ、市立更北中学校のブラスバンド、
ブロードウェイ・キッズ・ジュニアの皆さん達と、薄っすらと汗を
かくぐらいの好天に恵まれた中、華やかなパレードを繰り広げまし
た。パレードを行ってくれた若い人たちの素晴らしい笑顔が、大変
印象的でした。
今年も11月まで月1回、地元商店街が主催する様々なイベント
やまつりが、歩行者天国で繰り広げられます。ぜひ多くの皆さんに
足を運んでいただけたらと思います。
以上、5月後半からの元気な話題を4つ報告させていただきまし
た。