12月18日(土)は、待ちに待った「戸隠スキー場」、「飯綱
高原スキー場」のオープンです(ただし、戸隠スキー場「中社ゲレ
ンデ」のオープンは28日です)。12月9日には、かなりの降雪
があったようですから、少なくとも戸隠スキー場の当日オープンは
間違いなく大丈夫でしょう。
戸隠スキー場の素晴らしさは、有名です。先日の市議会12月定
例会でも、ある議員さんのご質問にお答えしたところですが、有名
スキー雑誌のゲレンデ・ランキングで戸隠スキー場は、全国446
のスキー場の中で「総合16位」、「眺望5位」との評価を頂いた
そうです。
確かに、神秘のパウダースノー“魔法の粉雪”、初心者から上級
者まで楽しめる変化に富んだコース、新幹線駅から1時間かからず
に着けるアクセスの良さ、瑪瑙(めのう)山の頂上から見る眺望の
良さ・・・北アルプス、戸隠連峰、黒姫山、妙高山、火打山を望む
景色は素晴らしいものです。
そして、宝光社や中社の宿坊街、ペンション街、おいしいそば、
グリーンシーズンや歩くスキーも楽しめる戸隠牧場・・・まだ未開
発の部分もありますが、将来性も含めて戸隠は魅力いっぱいです。
昨シーズン、古くなった中社ゲレンデと越水ゲレンデの連絡リフ
トを架け替えました。かなりの投資金額になって、一部の皆さんか
らは「このスキー冬の時代になんだ!」とお叱りを頂いたのですが、
私は中社ゲレンデと越水ゲレンデの一体化、あえて言えば「両ゲレ
ンデは運命共同体、一体で頑張りましょう」という意味を込めて、
整備に踏み切ったものです。
“魔法の粉雪”についても、少し宣伝させてください。戸隠スキ
ー場のパンフレットからの抜き書きです。
「本州の標高わずか1200メートル程度の多雪地帯に、なぜこ
のような良質の雪が降るのでしょう? 冬の季節風によって日本海
から戸隠へもたらされる雪雲は、北部にそびえる妙高連山や北アル
プスを越え、戸隠連峰に沿うように南西風に乗って運ばれます。日
本海から戸隠までの直線距離は本来なら50キロメートルですが、
北アルプスを経由する長い道のりの過程で、水分の多い重い雪は落
ち、驚くほど軽い雪だけが『魔法の粉雪』となって戸隠に降り積も
るのです。」
これで戸隠の雪が、いかに神秘的か、お分かりいただけたと思い
ます。私とすれば、この雪質を生かして、ぜひ国際的なスキー大会
を戸隠で開催したいと思っているのですが・・・。
飯綱高原スキー場は、長野市街地から30分足らずで行くことが
できます。私の友人いわく、「50万人近い人口を有する場所で、
30分ぐらいで標高1000メートル以上に行ける場所なんて、世
界中にあまりないよ・・・」とのことです。
飯綱高原スキー場は、近いだけでなく、ゲレンデも素晴らしい。
ただ、南斜面のため、ベストシーズンが少し短いのは残念です。で
も、私も好きなコースです。今シーズンも楽しみたいものです。
行政としては、スキーもそりもできる、子どもの遊園地のような
場所にするのが良いのかなあと思っています。
長野の冬の観光の基本はスキーです。確かに現在はスキーの人気
は落ちていて、スキー場は苦しい経営を強いられていますが、私は
必ず再生できる、いや、しなくてはならないと考え、頑張っていま
す。
これだけスキー人気が落ちているのですから、現在この地方にあ
るスキー場が全て生き残れるなんて思っていません。現に長野市で
も、積雪が少なくシーズンが短い、そしてアクセスに難がある聖山
パノラマスキー場は、昨シーズン限りで閉じさせていただきました
(地元の大岡地区の皆さんには、本当に苦渋の選択をしていただき
ました)。
先日、戸隠と飯綱高原スキー場のオープンに備え、足慣らしとい
うことで、仲間と志賀高原の横手山スキー場へ行ってきました。横
手山は標高が戸隠や飯綱高原よりかなり高いので、スキーシーズン
が長く、早くから滑れる、うらやましいスキー場です。志賀高原の
中でも、一番標高が高いスキー場のようです。また、頂上に日本一
高い場所にあるパン屋さんやラーメン屋さんがあることでも有名で
す。とにかく素晴らしいスキー場で、とても楽しく滑ってきました。
そして、今シーズン私は、数年間使い続けたスキーを新調しまし
た。ところが、新調したスキーの取り回しが思いのほか難しいので
す。スキー板自体の技術が進歩しているのでしょうか、これまでの
板の感覚との違いに結構戸惑っています。そのうちに慣れると思っ
ていますが・・・まあ、楽しく滑ることにしましょう。
スキーには、自分の体を動かすことの楽しさがあります。そして、
身近な自然の魅力を体感する良い機会でもあるでしょう。
近年は、ゲームなど、コンピューターで作り出された仮想の世界
に浸りきっている人が増えているように感じています。冬とはいえ、
室内にばかりこもらず、ウインタースポーツを楽しんでみるのはい
かがでしょうか。こんなに素晴らしい場所が身近にあるのですから、
利用しないなんてもったいないと思います。皆さんもスキー場に出
掛けませんか。おすすめです。
17日は飯綱高原スキー場の安全祈願祭。翌18日は、いよいよ
オープンです。朝行われる戸隠スキー場の安全祈願祭の後、私は、
半日、仲間と一緒に滑ることにしています。
話は変わります。本当かどうか分かりませんが、日本でスキー板
を作っているのは、長野市の小賀坂スキー製作所(OGASAKA
SKI)だけだと聞いたことがあります。昔はいろいろなスキー製
作会社があったことを覚えていますが、確かに、最近はあまり見掛
けなくなったように感じています。スノーボードの工場はあるそう
ですが、スキー工場は中国へ移ってしまったのでしょうか・・・。
調べてみますと、どうも、現在も国内で生産しているスキーメー
カーは、小賀坂さんだけではないようでした。ただ、国産スキーの
トップメーカーであることに間違いはなさそうです。