5月18日(日)、晴天に恵まれた中で、長野運動公園・南長野
運動公園の2会場で、第30回NAGANOスポーツフェスティバル
が行われました。このイベントは、昭和49年に「長野市民健康ま
つり」として城山公園の市営球場で始まり、以来30年間継続して
いる事業です。その後、昭和51年に長野運動公園の陸上競技場が
完成してからこの地に移ったのですが、当時、全天候型トラックを
一般市民が走ることができるということは大変珍しかったので、み
んなその感触を楽しんだものでした。以来、市民の皆さんがスポー
ツを身近なものとして楽しみながら、健康増進に親しんで継続され
てきた行事です。
当日、長野運動公園では、30年の歴史を刻むように市内のスポ
ーツ愛好者や各区のスポーツチーム、学生さん、生徒さん等が集ま
り、堂々の入場行進で始まり、ソフトバレーボールやキンボール、
学童軟式野球など、日頃の練習の成果を発揮する絶好の機会となり
ました。
一方の南長野運動公園は、長野市南部のスポーツの拠点として、
平成2年度から整備が進められ、13年の歳月をかけて今年3月全
ての整備事業が完了しました。特に、早く整備された野球場では、
長野市民の胸の中に今でも熱い思いを残している長野冬季オリンピ
ック大会の開閉会式が行われたことは、誰もがご存じのことと思い
ます。今年の3月には、野球場東側に総合球技場(サッカー・ラグビ
ー場)、公園西側に相撲場が、それぞれ完成し、既に整備されてい
るプール、体育館、屋根付きゲートボール場等と合わせ、29.7ha
の敷地内にスポーツ施設や芝生広場など、様々な形態の施設を備え
た素晴らしい公園になりました。
総合球技場の開会式終了後には、芝生内にサッカーのゴールが設
置され、「市長に挑戦」ということで、小学生3名のゴールキック
を、ゴールキーパーの私(市長)が防ぐ、通常でいえば始球式に当
たるアトラクションがあり、1球はゴールの左隅のポストに当たって
入るという見事なゴールを決められてしまいました。小学生に負け
るものかと思っていたのですが、残念ながらゴールを決められ、実
に上手なものだと感心しました。
相撲場のオープンは、親子で参加されている方が多く、賑やかな
開場式でした。私はあいさつの後、小学生の取り組みの行司をやら
せていただきました。勝った子供さんが最初どちらから登場したの
か分からなくて勝った方に軍配を上げられず、困りました。案外難
しいものです。
また、オープニングイベントの一環として、北信越サッカーリー
グの「長野エルザVS石川テイヘンズ」の公式試合が行われました。
結果は長野エルザが2-0で勝利を収めることができました。長野
エルザは、現在JFL昇格を目指して頑張っているということです
ので、ぜひこの地元のチームを応援していただきたいと思います。
そのほかにも、総合球技場では、6月1日(日)にラグビーの招
待試合として、「早稲田大学VS法政大学」という、名実ともにト
ップクラスにある2校の試合が実現することになりました。私も両
校の熱戦を期待しています。
南長野運動公園は、スポーツ施設だけでなく、緑と水が豊かで素
晴らしい公園になりました。そしてぜひ皆さんに知っていただきた
いことの一つは、長野市が誇る野外彫刻の作品がたくさん設置して
あることです。審査員の先生方がこの南長野運動公園を気に入って
くださったせいか、南長野運動公園に設置したいという意見が多い
ようです。昨年は3つ、今年も1つ設置しましたので、何年かたつ
と南長野運動公園は、別名「野外彫刻の森」ということになるかも
知れません。スポーツで汗を流した後、また、散策の折など、楽し
んでいただければと思います。