2004年5月6日木曜日

善光寺花回廊が行われました


 4月25日の日曜日、長野駅前広場で「ながの花フェスタ2004
善光寺花回廊」の開会式が行われました。このイベントは、長野
商店会連合会・長野市中央通り活性化連絡協議会等で組織する実行
委員会が、中央通り、権堂アーケード通り、錦町通り、千歳公園周
辺、長野駅前広場、セントラル・スクゥエア、権堂広場等々で、花
を色とりどりに飾って街を訪れた人たちの目を楽しませてくださっ
たもので、連休最終日の5月5日まで11日間、続きました。

 このイベントには長野市民の協力だけでなく、飯山市、上田市、
伊那市をはじめ7市3村からも出展いただき、特に鬼無里村からは
見事な「水ばしょう園」を出展いただきました。さらに、市街地の
小学校6校と中学校2校、更級農業高校や須坂園芸高校の皆さんに
もご協力いただきました。

 また花壇は、地元商店街の皆さんが、昨年夏ごろより丹精込めて
栽培されたとお聞きしております。周辺市町村の皆さんのご協力を
いただき、文字通り市民の皆さんの手作りイベントでした。

 中央通りに並んだプランターは約1700鉢。乳母車や代八車を
使って立体的に花を植えた大型花壇や、ミズバショウ、ニリンソウ
など、信州の山野草を集めた花壇もありました。新聞報道によると、
立ち止まって一つ一つ観察したり、花壇の前で記念撮影をする人も
おられたようで、街も賑わっていましたし、概ね好評だったようで
す。

 そして4月24日(土)・25日(日)は花回廊の一連の事業と位置
付けられている「インフィオラータ・イン・NAGANO」も大門町で開
催されました。このイベントは、資金難から昨年実行委員会から中
止の発表があり、開催が危ぶまれていたのですが、地元商店街やボ
ランティア団体の皆さんの熱意で、規模は小さくなりましたが、開
催にこぎつけることができたもので、感謝に耐えません。

 ボランティアの皆さんは、千曲市や新潟市にまで花摘みに行って
いただき、その花びらが石畳の車道に敷き詰められました。樹皮や
木曽のヒノキの葉、小石などの自然の素材で参道が埋め尽くされ、
まちを彩る花の絨毯ができ上がりました。製作は過去2回と同じ、
イタリアの専門家とプロデューサーの今岡さんの指導で行われまし
た。長野市の職員も花摘みや警備のお手伝いをさせていただきまし
た。

 雨が降って気温が下がり、ちょっと心配した面もありましたが、
見事な出来栄えであったと感じていますし、15万人の見物客の皆
さんも満足されたのではないでしょうか。

 今年は、銀座A-1地区の再開発事業が本格着工する予定となっ
ておりますし、大門町地区では、古い蔵や商家を活用した商業施設
「ぱてぃお大門」を整備することになっております。来年の今ごろ
には、新たな街づくりの核として、大勢の観光客や市民の皆さんに
ご利用いただける施設になると期待しています。また、皆さんのご
協力をいただいて、今年から長野マラソンのコースが変更となり、
選手の皆さんに中央通りを走っていただきました。このように、市
といたしましても、中心市街地の活性化に向けていろいろな施策を
展開してきておりまして、少しずつではありますが、街に賑わいが
戻ってきたのではないかと思っております。

 いずれにしても、インフィオラータを含む善光寺花回廊が長野の
春のイベントとして定着し、発展してほしいと期待しています。皆
さん、ぜひ、ご協力を・・・・・。