皆さん、明けましておめでとうございます。メルマガ上から、心
を込めて年頭のご挨拶を申し上げます(選挙に出る者は、その選挙
区内の方に対し年賀状などのあいさつ状を出してはいけないのだそ
うで、市長当選以来、欠礼させていただいております)。
昨年中は、市政に皆さんの温かいご支援・ご協力をいただいたこ
と、本当に感謝しています。本年もどうかよろしくお願いいたしま
す。今年もこのメルマガに市政運営、また、私の個人的なことも多
少書かせていただき、私の考えを知っていただこうと思っています。
ご愛読いただき、ご意見、ご指導、ご鞭撻、ご支援をいただければ
幸いです。
2006年、平成18年、新しい年の正月です。私は、あまり公
務が多くなかったおかげで、帰省した子供達や孫達と一緒に、ゆっ
くり、それでいて結構“バタバタした年末年始”を過ごさせていた
だき、大いに英気を養いました。本年も一生懸命頑張る決意を新た
にしております。
年末年始は、大雪に見舞われました。昨シーズンの二の舞いはし
ないように、除雪業者さんや市職員はかなり緊張して除雪作業にあ
たってくれました。ただ、ひところの暖冬予測にもかかわらず、今
シーズンの場合、年末12月の降雪量に限ってみますと、昭和29
年に長野地方気象台で観測を開始して以来2番目の降雪量だったよ
うで、当初の暖冬予測が大幅修正されるという事態になりました。
昨年の正月は26年ぶりの大雪で、除雪に関して市民の皆さんか
らいろいろお叱りをいただきました。合併直後であったこと、大晦
日から新年にかけての大雪だったこと等で、いろいろ不手際が起き
てしまい、大変申し訳なかったと思っています。このシーズンはご
迷惑をかけないよう、工夫もしています。交通の激しい道路等では、
深夜に作業をするなど、雪による市民の皆さんへの悪影響を最小限
にすべく、作業に取り組んでいます。十分ではないかもしれません
が、その努力はぜひ認めていただきたいと思います。新年になって
もなかなかその影響を抜けきれておりませんが、最大限頑張ります。
正月ですので、あまり肩の凝らない話題を一つ。市政に関係もあ
りますので、お許しいただいて、私がこの年末年始に読んだ、ある
いは読みつつある本をご紹介します。
司馬遼太郎著 「功名が辻」 山内一豊と妻 文庫本全4巻
井上 靖 著 「風林火山」 山本勘助の物語 文庫本
塩野七生 著 「ローマ人の物語」第14巻
司馬遼太郎著「功名が辻」は今年のNHKの大河ドラマになりま
した。私の好きな作家の一人であります司馬遼太郎氏の小説は全て
読んだつもりでしたが、この本は読んでいませんでした。もうひと
つは、昨年、ながの観光コンベンションビューロー(ながのフィル
ムコミッション)により、この大河ドラマのロケを、千曲川の河川
敷で行ったとの情報を聞いていましたので、興味を持ちました。ち
なみに、撮影の場面は「姉川の戦い」の合戦シーンだそうです。ぜ
ひご覧ください。
次の「風林火山」は、武田信玄の参謀(軍師ともいいますが)、
山本勘助が主人公の物語です。架空の人物との説もあったそうです
が、最近の研究では、その存在が証明されているようです。・・・
そして、あの川中島の戦いで戦死したと言われており、小説の中で
もそうなっていました。嬉しいことに、来年のNHK大河ドラマで
は、川中島の戦いがクライマックスとなるようです。
千曲川の河原にその山本勘助の墓があることは、皆さんご存知で
しょうか(長野市観光課の案内看板が立てられていますが、正直
“立派”とは言い難い状態です)。勘助の生涯がテーマのドラマと
すれば、松代、川中島も舞台となるでしょうから、テレビ効果で大
勢のお客様が訪れる、当然、お墓へもたくさんの皆さんがお越しに
なる可能性は非常に高い。早急に対策を考えなければと思っていま
す。
40年近く前でしたか、海音寺潮五郎著「天と地と」がドラマ化
されたとき、八幡原(川中島古戦場)の賑わいは凄かったといわれて
います。八幡原に「信玄・謙信一騎打ち」の像が建立されたのも、
その頃と聞いています。「天と地と」は、上杉側から川中島の戦い
を描いたもの、「風林火山」は武田側から描いたもの、と言えるで
しょう。妙なことを言いますが、上杉謙信と武田信玄を比べた場合、
長野の人はどちらが好きなのでしょうか・・・どちらかというと上
杉寄りが多いのではないかと私は勝手に感じていますが、来年の大
河ドラマが終わった時は、案外武田寄りが増えているかも??・・
・。
「ローマ人の物語」は、前にも書いたことがありますが、10年
以上、私の愛読書です。1年に1冊発刊されるのですが、それも最
近は年末押し迫ってから発売されることが多くなったように思いま
す。昨年は12月28日に購入しました。まだ全部読んでいません
が、でも早く続きを読みたくて、ワクワクして待っていた本です。
雪と悪戦苦戦している皆さんには申し訳ないのですが、この新年
は、ゆっくりとした正月をすごさせていただきました。孫は可愛い
ですよね。普段遠くに住んでいて会えない家族が帰ってきてくれる
ことは、正月の嬉しいところです。スキーも楽しみました。雪がた
っぷりあって、本当に快適でした。皆さん、滑りに出掛けましょう。