2008年12月4日木曜日

ふるさとNAGANO応援団、来長


 昨年、“ふるさと長野市”を応援してほしいとの思いから、首都
圏で活躍されていらっしゃる長野市にご縁のある方々27人にお願
いして、「ふるさとNAGANO応援団」を結成していただいたこ
とは、既にご存じのことと思います。

 ご就任いただいた方々は、次の通りです(五十音順)。長野市ご
出身の方が主体ですが、何らかのご縁があるということでお入りい
ただいた方もいらっしゃいます。
 青木擴憲さん(株式会社AOKIホールディングス代表取締役社
        長/長野市出身)
 荒井寿光さん(東京中小企業投資育成株式会社代表取締役社長/
        市内の高校出身)
 井浦秀夫さん(漫画家/市内の高校出身)
 猪瀬直樹さん(作家、東京都副知事/長野市出身)
 碓井光明さん(明治大学大学院法務研究科教授、東京大学名誉教
        授/長野市出身)
 金井政明さん(株式会社良品計画代表取締役社長/長野市出身)
 北村晴男さん(弁護士/市内の高校出身)
 小島秀康さん(国立極地研究所教授/長野市出身)
 齋藤宣彦さん(医師/長野市出身)
 眞田幸俊さん(慶應義塾大学理工学部准教授/松代藩主眞田家第
        14代当主)
 島田博文さん(コムシスホールディングス株式会社代表取締役会
        長/元NTT信越支社長)
 鈴木善統さん(日本電子計算機株式会社常務取締役/長野市出身)
 高野 登さん(ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日
        本支社長/長野市出身)
 田中信義さん(キヤノン株式会社専務取締役/長野市出身)
 鶴田康則さん(日本OTC医薬品協会理事長/長野市出身)
 童門冬二さん(作家/小説「幕末の明星佐久間象山」著者)
 飛田紀久子さん(広報アドバイザー、「千曲川草誌」編集・発行
        /市内の高校出身)
 中村 健さん(信越化学工業株式会社取締役/長野市出身)
 夏目雄平さん(千葉大学大学院理学研究科教授/長野市出身)
 服部信孝さん(順天堂大学医学部脳神経内科教授/長野市出身)
 花岡信昭さん(ジャーナリスト/長野市出身)
 飛田和緒さん(料理家/市内の高校出身)
 松木則夫さん(東京大学大学院薬学系研究科教授/長野市出身)
 丸田義晴さん(財団法人全国法人会総連合事務局長/長野市出身)
 持田澄子さん(東京医科大学教授/市内の高校出身)
 山田真美さん(作家/長野市出身)
 依田 巽さん(株式会社ティーワイリミテッド代表取締役会長/
        市内の高校出身)

 “応援”とは何かということですが、ほかの都市では“○○観光
大使”といった名刺を持っていただき、観光PRへの期待をかけて
いることが多いようです。長野市ではもう少し幅を広げ、メンバー
の方々の高度な専門知識、豊かな経験、広い人脈を基に、市政に対
する提言、観光および名産品や特産品のPRなど、長野市の魅力の
情報発信、企業誘致やコンベンション(学会・シンポジウムなど)
の誘致に関する情報の提供をはじめとして、市政全般を応援してい
ただき、長野市の存在感をもう一回り大きくしたい、その一翼を担
っていただきたい、と欲張っています。

 昨年は、都内で意見交換会を開催させていただき、メンバーの方
々の長野市への思いをお聴きしたり、市政についてアドバイスをい
ただいたりしました。ただ、メンバーの皆さんのお話をお伺いして
いますと、最近の長野市の様子をあまりご存じでない方もいらっし
ゃるということでしたので、今年は、長野市へお招きすることにな
ったものです。

 11月1日(土)の午前10時30分に長野駅に集合していただ
き、マイクロバスで市内視察に出発。市の部長の案内により、中心
市街地と善光寺、松代をご覧いただき、そして“ながの御穀膳”を
ご賞味いただきました。本当はもっと自然豊かな田舎の風景に親し
んでいただこうかとも考えたのですが、長野市へお招きする1回目
の会でしたので、ばっちり“おのぼりさんスタイル”で実施させて
いただきました。
 中心市街地では、車中からもんぜんぷら座やトイーゴを、徒歩で
ぱてぃお大門を案内させていただき、そのまま歩いて善光寺参拝へ。
善光寺では、昨年度末に修復工事が終わった善光寺山門にも登楼し
ていただきました。松代では、松代荘で“ながの御穀膳”を味わっ
ていただいた後、文武学校や山寺常山邸、象山地下壕(ごう)など
をご覧いただき、長野駅までお送りして解散となりました。

 この日、お越しいただいた皆さんには、今まで知らなかった長野
市を知ることができたということで、おおむねご好評をいただきま
した。中心市街地のことはご存じの方も多かったのですが、ぱてぃ
お大門は興味深く見ていただきました。修復成った善光寺山門への
登楼は、私も子どものころ以来で感激でしたが、皆さんはおそらく
初めてでしたから、きっと印象に残ったことと思いますし、松代荘
の“ながの御穀膳”については、1,000円という価格を聞いて
「安い!今日は応援団が来たので特別メニューですか」といった質
問もあり、「そんなことはありません」という支配人の話に感心し
ておられました。

 応援団の皆さんには、このような機会にご意見やご提言をいただ
いているほか、さまざまな形で長野市を応援していただいています。

 AOKIホールディングス社長の青木擴憲さんからは、「長野か
ら総理大臣を出そう」プロジェクトの提案をいただきました。教育
委員会が事務局を引き受け、私も含めた選考委員会を開き、4人の
高校生や中学生を選抜させていただきました。選抜された皆さんは、
すでに1年間の研修に入っています。
 青木社長さんのこのご提案は、一見突拍子もないご提案ですし、
出していただくお金も半端ではありません。しかし、今の時代、こ
のような発想も必要ですし、何よりも長野の子どもたちにとっては、
素晴らしいプレゼントだと思っています。

 ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長の高野
登さん、良品計画社長の金井政明さんには、長野市の管理職研修の
講師を務めていただき、職員に感銘を与えていただきました。私は
講演をお聴きできなかったのですが、金井社長さんとは、昼食を食
べながら、景気動向や良品計画の会社経営の神髄を少し聞かせてい
ただきました。

 また、慶應義塾大学准教授の眞田幸俊さんには、眞田家第14代
当主として真田十万石まつりにご参加いただいていますし、千葉大
学教授の夏目雄平さんには、生涯学習センターで「子どもの科学」
と題してご講演いただいたり、出版された著書の中で長野市をご紹
介いただいたりしています。

 弁護士の北村晴男さんには、今年3月に横浜市で開催した「おい
でよ長野」キャンペーンの際に、トークセッションへご参加いただ
きましたし、広報アドバイザーの飛田紀久子さんには、市の長野駅
善光寺口整備計画検討委員会の委員にご就任いただいています。東
京都副知事の猪瀬直樹さんには、「広報ながの」に掲載する特集記
事のためのインタビューに応じていただき、長野への応援メッセー
ジを発信していただきました。

 さらに、東京大学教授の松木則夫さんには、ご自身のホームペー
ジから長野市のホームページへのリンクを設定していただいたり、
そのほかメンバーの方々のホームページやブログなどで長野市との
かかわりを取り上げていただいたり・・・というように、枚挙にい
とまがありません。

 応援団の皆さんにこのような活動をしていただくことは大変あり
がたいことです。とにかく影響力のある方々ですから、これからも
さまざまな機会で長野市をPRしていただけるとうれしく思います。
 今後についてですが、応援団の範囲を首都圏に限らず、中京圏、
関西圏などに広げること、活躍されている分野も広げていけたら
・・・そんなことも考えています。

 応援団の話とは別ですが、サッカーのAC長野パルセイロが、福
岡県で行われた全国地域サッカーリーグ決勝大会の一次リーグに出
場し、4チームでのリーグ戦に臨むことになったということは、先
月のメルマガでもお知らせしました。
 結果は、大健闘したのですが、2勝1敗で、残念ながら優勝を逃
してしまいました。勝負に“たら”“れば”は禁句ですが、本当に
あともう一歩のところだったと思っています。惜しい逸機が幾つか
あり、特に最終戦バンディオンセ加古川との試合は、前半2点のリ
ードを守りきれませんでした。勝てると思って、硬くなってしまっ
たのでしょうか・・・「負けた」というメールをもらったときは、
がっくりして何もする気になれませんでした。本当に残念です。

 ですが、サポーターの皆さんは熱心に応援してくださったとのこ
とです。チームが募集した応援ツアーの参加者は30人ぐらいだっ
たそうですが、自家用車などでさらに50人ぐらいの応援団が駆け
付けてくださり、4チームの中では圧倒的に遠距離なのに、応援団
の数は一番多かったとのこと、頭が下がります。

 今年は、絶対にJFL(日本フットボールリーグ)に昇格できる
と信じ、最後まで頑張って、勝てる寸前までいっただけに、後遺症
が心配です。今後、来期に向けてどういう体制をつくるか、選手・
スタッフの気力が盛り上がるか、応援態勢も大丈夫か・・・チーム
も正念場を迎えることになりますが、何とか気力を振り起こしてほ
しいものです。