2009年8月28日金曜日

「環境首都コンテスト」総合2位と「子育てしやすい都市」3位



自慢話のようで恐縮ですが、上記の二つ評価を頂いたことは、長野
市にとって、大変嬉しいことでした。

「環境首都コンテスト」は、全国13の環境関連NGOが主催して
いるもので、持続可能な社会づくりを進めようという趣旨で開催さ
れています。
今年のこのコンテストで長野市は、総合第2位、規模別・分野別表
彰(政令指定都市を除く人口30万人以上)のうち、地球温暖化防
止部門と住民参画部門、人口規模別で第1位、質問分野別表彰「風
土を活かした風景づくり」でも第1位を頂きました。このことは、
すでに以前のメルマガ「かじとり通信」(本年5月の長野市メール
マガジン第368号)で紹介させていただいたとおりです。

これとは別に、今度は東京都の特定非営利活動法人(NPO法人)
の「エガリテ大手前」が行った「第4回 次世代育成環境ランキン
グ」において長野市は、子育てしやすい都市として全国の政令指定
都市や中核市の中で、宮崎市、高松市に次いで3位に評価されまし
た。

調査したNPO法人エガリテ大手前は、男女共同参画社会の形成の
ために活動している法人です。調査は、平成20年度末までに入手
できた出産、保育、医療に関するデータや地域の取り組みなどを基
に独自の規準で採点したとのことで、長野市は、乳幼児保育の待機
児童数がゼロであること、延長保育に取り組む保育園が49カ所と
多いこと、対象人口当たりの児童館・児童センター数、小児夜間救
急施設数が充実していることなどが評価されたようです。

このほか、長野市が平成20年度から始めた「子育て雇用安定奨励
金交付制度」も評価されました。この制度は、子育てしながら働き
やすい環境づくりに取り組む中小企業に奨励金を交付する制度で、
育児休暇取得の代替要員を確保する際などに20万円~30万円を
交付することになっています。平成20年度には、4事業所に計
100万円の奨励金を交付しました。

「環境首都コンテスト」、「次世代育成環境ランキング」とも、国
やその外郭団体など、いわゆる公的セクターが主催するものではな
く、民間、非営利の市民組織が担う「公的活動」として実施されて
いるものです(ただし、資金的には、国などから資金援助を受けて
いるようです)。公的セクターではないということからも、これら
の評価は、法律に基づいた仕事ではなく、自治体が独自に取り組む
施策やそれに対する自治体の姿勢を評価したということなのでしょ
う。
若干面はゆい思いもありますが、長野市の姿勢や、長野市が積み上
げてきた取り組み、そして、市としての総合力が評価されたものと
考え、素直に喜んでいます。

少しオーバーな言い方になるのですが、環境問題(地球温暖化防止)
と子育て問題(少子化対策)は、日本にとって最重要課題だと思い
ますし、当然、長野市にとっても重要な課題です。特に、地球温暖
化防止は「人類の生き残りをかけた戦い」だと言われています。今
回の評価を契機として、今後も、あらゆる世代が安心し、心地よく
過ごしていける“まち”を、市民の皆さんとともにつくっていきた
いと考えています。

2009年8月28日