2011年2月3日木曜日

2月になりました


 新しい年になったと思ったら、もう2月になってしまいました。
 1月中は、新年度の予算査定などの会議が続いたこともあり、少
々疲れ気味です。加えて、新年会などの行事で、お酒を伴う席が多
かったものですから、胃の方も疲れ気味です。そんな中ではありま
すが、今日のメルマガでは、1月中にあった主な出来事を報告させ
ていただくことにします。

 1月8日、長野市消防出初式を行いました。朝早くから鍋屋田小
学校のグラウンドに集合していただいたのは、消防団員をはじめと
した関係者約1,400人の皆さんです。開式式典の後、中心市街
地のパレード、長野市民会館前での市長観閲式と続き、その後、市
民会館の中で行われた式典へと進みました。
 式典では、消防団の木遣(きや)り、まとい隊の演技、杉の子あ
ぴっく保育園の幼年消防クラブの鼓笛演奏と「火遊びをしない誓い」
に続いて、市長式辞、消防局長あいさつ、消防団長あいさつ、来賓
祝辞、そして、退職消防団員への感謝状贈呈、長野県消防協会の表
彰を行いました。

 この日、来賓としてお越しいただいたのは、市議会議員の皆さん
をはじめ、国会議員、県知事代理、県議会議員、中央警察署長など
の方々です。皆さん、万障差し繰ってご出席いただきました。
 最後に、市民代表による「火災追放の誓い」と会場内全員で「火
の用心三唱」を行い、今年の出初式を終了しました。
 この直後、まるで待っていたかのように火災発生の通報が入った
のです。それも長野駅前ということで、はしご車まで出動したので
心配しましたが、幸い火災ではなかったようです。安心しました。

 翌9日には、市立公民館8館合同の成人式が長野市民会館で行わ
れました。今年の新成人は、市内全体で3,812人です。これだ
けの新成人が一堂に集まることは無理ということもあり、毎年、各
地区で分散して開催しています。
 この日、この会場に参加した新成人は、1,135人だったそう
です。私も来賓の一人として出席させていただき、ステージから客
席を見ていましたが、ほぼ満席という印象でした。
 式典は、国歌斉唱、式辞、新成人代表2人による誓いの言葉、来
賓祝辞と続き、全員で長野市市歌を斉唱して30分ほどで終えまし
た。

 この二つの行事ですが、長野市民会館が3月末で閉館になること
から、来年からは違う会場で開催する予定です。

 次に、スポーツの話題です。
 1月17~23日、「平成22年度全国高等学校総合体育大会 
第60回全国高等学校スケート競技・アイスホッケー競技選手権大
会」・・・何とも長い名前のこの大会(いわゆるインターハイのス
ケート競技)が長野市を中心に、岡谷市、軽井沢町で開催され、全
国から大勢の選手、役員の皆さんをお迎えしました。

 長野市では、スピードスケートとフィギュアスケートの全日程、
アイスホッケーの準決勝・決勝戦が行われました。日頃、長野市に
は、スケート文化がないと嘆いていたことはご存じだと思いますが、
関係者の努力により、長野オリンピックから13年を経てようやく
少しずつ芽生えてきました。

 まず、この大会における学校別参加者数ですが、市立長野高校は
13人(監督・コーチを入れると15人)でした。これは団体競技
のアイスホッケーを除くと、県内では一番多かったようです。スケ
ートは諏訪地方や佐久地方だと言われている中で、長野市から全国
大会に出場できる選手が多くなったということは大変な躍進です。
 ただ、種目別の成績については、入賞者が少ないなど、必ずしも
満足できるものではありませんでしたが、宮澤里沙さん、青木唯人
さんが6位に入賞するなど、上位での活躍もありました。
 そして、10位から30位ぐらいに1・2年生の選手が大勢ひし
めいているようですから、今後が楽しみです。

 なお、新聞報道によりますと、インターハイ直後の1月26~
30日、第66回国体冬季大会が青森県八戸市で行われ、宮澤里沙
さんが少年女子500メートルで2位、同1000メートルで3位、
青木唯人さんが少年男子500メートルで4位、同1000メート
ルで7位に入ったようです。インターハイよりも上位に食い込んだ
2人のこの成果、とてもうれしく思っています。

 1月29日~2月1日にかけては、「平成22年度全国中学校体
育大会 第31回全国中学校スケート大会」がエムウェーブとビッ
グハットで行われました。今回の大会は、長野市で10年間連続で
開催することになってから4年目。長野市とすれば、高校球児の甲
子園のように、エムウェーブをスピードスケーターの憧れの場所に
しようと努力している真っ最中です。

 今回、長野市内からは、スピードスケートに5人、フィギュアス
ケートに1人、計6人の選手が出場しました。長野オリンピック翌
年のことですが、県大会ですら長野市からの参加選手が一人もいな
かったことを思いますと、隔世の感があります。大変うれしく、ま
た頼もしく感じています。

 出場選手だけでなく、市内の中学生の皆さんの努力にも敬服して
います。開会式での司会、入場行進曲や国歌などの演奏、選手・来
賓の誘導、入場行進の先導、全て中学生が務めたのです。それと会
場を彩る応援フラッグも美術部の中学生の作品とのことでした。も
ちろん、エムウェーブ友の会の皆さんをはじめ、市やエムウェーブ
の職員も手伝いましたが、中学生の運営は素晴らしいと感じました。

 31日には、短時間ではありましたが、エムウェーブで3000
メートル予選の様子を観戦することができました。レース方式は、
国体と同じで、滑走コースが分かれておらず、数人が一斉にスター
トする方式です(国体では1000メートル以上の長距離になると
責任先頭制)。この方式ですと、レース中の駆け引きなどが分かり
やすく、迫力もあり、個人的にはこの方が面白いと思っているので
すが・・・。最近、この方式のレースを見る機会がなかったもので、
懐かしく感じました。

 今回のインターハイや全中大会でも、他の国際大会などと同様に、
氷を最高の状態にして選手の皆さんをお迎えしました。ただ、氷を
最高の状態に保つ努力は、大変なものがあります。エムウェーブで
は、氷を厚さ約33ミリメートルにするそうなのですが、厚くなり
すぎれば記録が出ず、薄くなりすぎればひび割れてしまうそうで、
職員が徹夜に近い状態で製氷に取り組んだそうです。頑張った結果
として、素晴らしい記録が生まれてくれれば・・・それが製氷担当
者の思いとのことです。

 全中大会中、財団法人日本中学校体育連盟のスケート競技部長を
されている更北中学校の林克己先生とお話しできたのですが、製氷
担当者の思いが見事に実り、自己最高記録を更新できた選手が続出
だったそうです。また、全国各地のリンクで持ち回り開催している
インターハイでも、今回、大会記録が数多く塗り替わっており、こ
のことからもエムウェーブの氷の状態の良さを知ることができます。
 林先生のお話によりますと、全国から集まってきている選手、そ
して保護者の皆さんが絶賛しているとのことで、誠にうれしい限り
です。ただ、氷が良かった分(良すぎるぐらい)、有力選手が転倒
してしまうというハプニングもかなりあったそうで、その面では気
の毒でした。

 今回の2大会の結果などを基に、長野県全体のスピードスケート
選手の分布をざっと見てみました。すると、高校では、岡谷南、佐
久長聖、小海、東海大三、そして市立長野に優秀な選手が集まって
いるようです。中学では、スケートの伝統がある佐久地域、諏訪地
域の選手層が厚いように思いました。

 全国的に見ると、スピードでは北海道、フィギュアでは中京・関
西圏の選手が多いようですが、中学の全国大会を10年間長野市で
開催できることのメリットは大きいようで、スピード、フィギュア
ともに、長野にもかなり有望な選手が育ってきているようです。な
んとか昔日の「スピード長野」の復活を夢見て、これから伸びる長
野市の小・中学生、高校生に頑張ってほしいものです。

 アイスホッケーでも長野市のチームが活躍しています。インター
ハイの長野県代表は、長野工業高校でした。中学では犀陵中学校が
代表で、全国大会の出場は12年連続です。アイスホッケーの全国
中学校大会は、スピードやフィギュアとは別日程で、今日から北海
道釧路市で始まっています。アイスホッケーの練習環境が市内に整
っていない中での出場で、申し訳ないと思う気持ちもあるのですが、
でも、何とか、上位に食い込んでもらいたいと思っています。

 来週も、1月中の主な出来事について書かせていただきます。