2011年9月8日木曜日

スポーツなど元気な報告


 盆前のかじとり通信(8月11日配信)では長野市の夏祭りをい
ろいろと紹介しましたが、今回は、夏祭り同様、元気な長野市を象
徴する話題としてスポーツなどについて報告します。

 サッカー・JFL(日本フットボールリーグ)のAC長野パルセ
イロは、昨年JFLへの昇格を果たし、今年が1年目です。まだ、
シーズンの半ばですが、現在18チーム中、単独2位で、十分優勝
を狙える位置に付けています。ホームゲーム1試合平均観客数約
2,000人は、まずまずの結果でしょうが、Jリーグへの昇格条
件の一つである1試合平均観客数3,000人には、まだまだ足り
ません。8月25日に開催された篠ノ井地区元気なまちづくり市民
会議の中でも、多くの皆さんからサッカーを中心にしたまちづくり
の必要性を要望され、篠ノ井地区の皆さんのサッカーに寄せる熱い
思いを感じました。その時お集まりの皆さんにもお願いしましたが、
一人でも多くの皆さんに応援に行ってほしいと思っています。私も
時間の許す限り、南長野運動公園総合球技場へ応援に行って、サッ
カーの楽しさを満喫しています。

 この夏、市長室に素晴らしい若者たちが来てくれました。陸上競
技や野球、バレーボールなど、厳しい予選大会を勝ち抜いて世界大
会や全国大会に出場するに当たり、あいさつに来てくれたのです。
これから紹介する皆さんの他にも、全国大会などへ出場したチーム
や選手はもっとたくさんいらっしゃるのでしょうが、ここではお越
しになった皆さんについて紹介します。

 7月6日から10日にかけて、第7回世界ユース陸上競技選手権
大会がフランスのリールで開催され、女子400メートル障害で、
県立長野高校の瀧澤彩選手が4位に入賞しました。
 昨年の全国高校総体では、1分3秒96で予選落ち。しかし、今
年は、6月の北信越高校総体を59秒78で優勝。世界ユース代表
に選ばれたとのことです。前年から一挙に4秒以上タイムを縮めた
わけですから、すごいことです。
 世界ユースでは、見事に決勝進出。決勝では残念ながらメダルに
は届かなかったのですが、自己ベストの58秒80で4位(3位と
の差は0秒43)でした。世界のトラック競技の舞台で、入賞する
なんてめったにないことですし、正直びっくりしています。また、
8月の全国高校総体では、2年生ながら見事に優勝されています。
将来へ期待が膨らみますよね。

 7月25日、少女ソフトボールクラブ豆小ダックス(大豆島小学
校の児童を中心に活動されています)が第25回全日本小学生女子
ソフトボール大会への出場報告に来てくれました。塩尻市で開催さ
れた県大会の決勝戦では、松代町の清野ファイターズとの長野市勢
同士の戦いで、優勝は清野ファイターズ、豆小ダックスは準優勝。
全国大会へは、両チームが出場するとのことでした。

 7月28日には、若穂ソフトボールクラブです。4月から5月に
かけて行われた長野県中学生春季ソフトボール大会で見事優勝。第
11回全日本中学生男女ソフトボール大会へ長野県代表として選ば
れました。県大会の決勝戦では、延長の末、サヨナラ勝ちで優勝し
たとのことです。しかも2年連続全国大会への出場ということで、
大変誇らしいことです。

 7月29日、南長野少年野球(長野市南部エリア8チームからの
選抜チーム)が来庁してくれました。高円宮賜杯第31回全日本学
童軟式野球大会の長野県大会で、南長野少年野球チームと南俣少年
野球チームという長野市勢同士の決勝戦を戦い、南長野が勝利して
代表の座を初めて獲得したものです。同全国大会は、伝統ある大会
で、“小学生の甲子園”とも呼ばれているそうです。

 8月3日は、若穂ジュニアバレーボール男子が第31回全日本バ
レーボール小学生大会の出場報告に来てくれました。同チームは、
平成18年に全国制覇をしたこともある強豪です。千曲市で行われ
た県大会では、相手チームに1セットも与えることなく、圧倒的な
強さで優勝したと聞いています。

 8月17日、長野南リトルリーグが来てくれました。2011ザ
バス(大会スポンサー名)杯全国選抜リトルリーグ野球大会(硬式
野球)に信越リーグの代表として出場しますが、予選となる信越夏
季大会兼長野県・新潟県両知事杯争奪戦では、長野市から出場した
長野南と長野東の決勝戦になったようで、長野市長としては、大変
誇りに思いました。全国大会第1回戦の相手は、開催地九州の第1
代表の強豪チームとのことです。

 9月5日には、濃紺の剣道着に黒などの胴と垂を着けた少年少女
剣士が第6回全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会への出場報告に
来てくれました。選手の皆さんは、それぞれの所属チームで主力選
手として活躍されており、長野県代表に選抜されての参加とのこと
ですが、なんと6人全員が長野市からの選出。さらに過去5回の代
表選手も全員長野市の選手とのことで、これには本当に驚きました。
長野市の剣道は、県内で圧倒的な強さを誇っているわけです。“豆
剣士”と言っては失礼でしょう。精悍(せいかん)な6人の小学生
でした。これまで達成できなかった予選突破ができるよう応援して
います。

 実は、今日8日も、日本空手協会市内4支部の子どもたちが、第
12回少年世界空手道選手権大会、第54回小学生・中学生全国空
手道選手権大会出場結果を報告に来てくれます。競技種目は違いま
すが、一つの目標に向かって打ち込む若い皆さんとお会いするのは、
とても楽しみなことです。

 いろいろな種目で全国大会へ進出するチーム・選手が多くなって
いることは、大変うれしいことです。
 ちなみに、世界大会、全国大会での皆さんの結果について申し上
げますと、瀧澤さんは前述のとおりですが、その他の皆さんはなか
なか厳しい結果だったようで、やはり全国の壁は高く厚いというの
が正直な感想です。しかし、全国大会に出場したことを糧に、徐々
にチーム・個人の競技力が向上していくものと期待しています。そ
して、中学、高校へと進学し、さらに腕を磨いてくれることを願っ
ています。

 野球のBCリーグ(ベースボール・チャレンジ・リーグ)信濃グ
ランセローズは、今シーズン前期を上信越地区2位で折り返し、後
期も9月8日現在2位と頑張っています。また、バスケットボール
では、千曲市を拠点とする県内初のプロチーム・信州ブレイブウォ
リアーズのbjリーグ(日本プロバスケットボール・リーグ)参入
が昨年8月に正式に決まり、来月開幕のレギュラーシーズンが間近
に迫っています。チームと千曲市とのタイアップ事業も計画されて
いるようで、地元の屋代駅前商店街などを中心に“バスケットボー
ルのまち”の雰囲気が高まっているようです。チームは、全国制覇
を目指しているそうです。

 市長就任以来、「スポーツを軸としたまちづくり」を標榜(ひょ
うぼう)してきたのですが、少しずつ実現の方向になってきたかな
あ・・・とうれしく思っています。

 スポーツとは違いますが、学校の音楽関係でも皆さん頑張ってい
ます。東海吹奏楽コンクールの素晴らしい成績を紹介します。
 各賞を複数校が受賞している部門もあるようですが、報道により
ますと、市内高校、中学校では、高校A編成の部で、県立長野高校
が金賞、長野東高校が銀賞を受賞。また、中学A編成の部では、裾
花中学校が金賞を受賞し、柳町中学校が銀賞を受賞したとのことで
す。
 同コンクールの高校B編成の部では、長野清泉女学院高校が金賞、
文化学園長野高校が銀賞を受賞。中学B編成の部では、若穂中学校
が金賞を受賞したとのことです。

 スポーツや音楽、絵画などの文化芸術活動は、みんなに元気を与
え、潤いを与えてくれるものです。