12月17日(土)、戸隠スキー場の「スキー場開き」に出席し
ました。今年は例年になく雪が早く降ったおかげで、長野県内のス
キー場は多分みんな大喜びでしょう。長野市も3つのスキー場を抱
え、多額の経費がかかるスキー場の運営状況は長野市にとっても重
要案件ですから、今シーズンのスタートとなるスキー場開きには、
私もぜひ出席したいと伝えてありました。
個人的には2年前のシーズンから、私はスキーにはまりました。
何回かこのメルマガでも紹介しましたが、友人の「何かスポーツを
やれ」というアドバイスと具体的にスキーを勧められたことが再び
始めたきっかけでした。やってみたら過去のスキーと違い、スキー
に革命が起きていて(すなわちカービングスキー(注))、操作が
非常に楽で、誰にでも安全に出来ることがわかったこと、アフター
スキーの楽しみ(皆で酒を飲みながらワイワイやること)を知りま
した・・・今は本格的なスキーシーズンの到来を、首を長くして待
っている状態です。
(注)カービングスキー・・・これまでのノーマルなスキー板に比
べてトップ(前)とテール(後ろ)が太くなっていて、より簡単
にターンが出来るスキー板
朝10時からの式は、雪はタップリ、天気は快晴で、これ以上に
ないほどのスキー日和でした。戸隠神社の宮司さんに今シーズンの
安全を祈願していただき、玉ぐし奉奠(ほうてん)、鏡割り、私や
市議会議長、地元代表の挨拶のあと、花火を合図に、たいまつを持
ったスキーデモンストレーターの人たちが見事な滑りを披露し、勇
壮な戸隠太鼓の音もゲレンデに響いていました。
そのあと、戸隠スキー場の新しい企画として、今年から開設した
「めのうシニアスキークラブ」のルームを訪問しました。ここは会
員制(本年の場合は会費3,000円です)になっていて、いろい
ろ特典があるようです。私も早速、会員第1号となり、部屋に自分
の名札を下げてきました。特典のなかで、特に私は最新型の試乗用
スキーが自由に借りられるようになっていることに魅力を感じまし
た。カービングスキーなど操作が楽で安全な道具が開発され、圧雪
車が入って、しっかりと整備されているゲレンデに、かつてスキー
を愛した多くのシニアの皆さんを「とにかく楽しいから、もう一度
やりましょう。」とお誘いしたい心境です。
当日は私も滑りたかったのですが、前日から風邪気味で点滴を打
ってもらっている状態でしたので、残念ながら滑れませんでした。
私の仲間は私に対し気の毒そうな顔をしながら、喜々として滑りま
くっていました。当日の有料入場者数は1,000人を越したそう
です。ちなみにオープン日の入場者数は平成15年500人、16
年は300人だったそうですから、今年は大いに期待できそうです。
戸隠スキー場は、昭和38年、バードラインが開通した頃にオー
プンしたのだそうです。そして年々来場者も増え、平成4~5年に
は55万人のお客さんが来場されたそうですが、昨シーズンは遂に
10万人を割る状況になってしまいました。6分の1は厳しいです
よね。もう一度20万人ぐらいのお客様を迎えるにはどうするか、
長野市に与えられた課題だと思っています。
一方で、ヨーロッパやアメリカではスキー場が今、元気なのだそ
うです。アジアでも国民所得があがるにつれて、スキー人口は増え
ているようです。オーストラリア資本が北海道のスキー場を買い取
ったという話がありましたよね。日本のスキー場だけが何か元気が
ない・・・私はこの状況を是非打破したいと考えています。首都圏
からも近い長野県は有利な位置にある、絶対にスキーのメッカに再
びなれる・・そんなことを信じ、努力したいと思っています。みん
なの力で必ず再生しましょう。
まずは合併効果を意識して、当面の誘客ターゲットは長野市を中
心とした周辺の50万人と考えています。50万近い人々がスキー
場から30~40分圏内に住んでいる、こんな有利なスキー場は他
にはないと思います。そして関東圏、関西圏へと一歩一歩広げてい
きたい。いずれは外国でも本格的な宣伝活動を展開したいと考えて
いますが、まず今年は韓国の旅行会社と組んで韓国からスキー客を
誘致する計画も進んでいるようです。
また、スキー場民営化構想については、戸隠支所長と地元の「ス
キー場を考える会」の皆さんが中心になって検討を始めています。
きっと素晴らしい案をまとめてくれるはずです。
スキー場開きから帰る途中、飯綱高原スキー場も、ゲレンデのす
ぐ近くから視察してきました。23日がオープンということで、人
影はありませんでしたが、既に圧雪車が入ってゲレンデの整備をし
ていました。ここも今年は雪不足に嘆くことはなさそうです。
※今年最後のメルマガは、12月28日(水)に配信予定です。