【12月市議会が始まりました】
12月1日(木)、2期目就任後、初めての議会が始まりました。
秘書政策課とも打ち合わせをして事前に練りに練った所信を、多少
緊張しながら表明させていただきました。
詳細については、長野市ホームページに全文掲載(注)させてい
ただいておりますので、長くて恐縮ですが、私の2期目に向けての
基本方針、選挙で公約したマニフェスト(市民の皆さんとの約束)、
長野市の当面の課題等、私の思いもすべてを含んでおりますので、
お読みいただければ幸いです。
冒頭、私は4年前に市長就任以来、一貫して主張し続けてきた
「民間活力の導入」は今後もぶれることのない私の信念であり、2
期目を迎えて、さらにその思いを強くしていることを申し上げまし
た。行政主導から市民主体の自治に移り変わる大転換期、私の歴史
的使命として、あらゆる改革の原点、切り口として努力することを、
述べさせていただきました。
(注)平成17年12月市議会定例会「市長議案説明要旨」
http://www.city.nagano.nagano.jp/ikka/shomu/gikai.htm
【市川助役が退任されました】
12月2日(金)、私を4年間支えていただいた市川衛助役が任
期満了で退任されました。市川さんは県職員として商工部長、公営
企業管理者を歴任され、平成9年、オリンピックの直前、請われて
長野市助役に就任、塚田市政最後の4年間、そして私の1期目の4
年間、市政の女房役として支えていただいたものです。私からもう
1期お願いできないかとお話ししたのですが、市川さんの信念なの
でしょうか、助役は2期でやめるべきとのことでしたので、私も了
解したものです。
市川さんには助役として本当によく支えていただいたという思い
があります。政治・行政の世界には全くの素人の私が、突然市長に
就任したわけですが、彼の行政知識、見識のお陰で、大過なく市長
職を務めることが出来たと思っています。私の組織に対する考え方
は、NO.1(市役所でいえば市長)とNO.2(市役所でいえば
助役)が同じタイプの人間ではいけない、常に議論する関係でなく
てはならないということです。その意味でも絶好のコンビであった
と思いますし、「エコール・ド・まつしろ」を陰で成功に導いた功
績は大きなものがありました。
市川さんからは、40年8カ月の公務員生活を至福の中で終えら
れることの嬉しさの表明がありました。今後は健康に留意され、ま
た、立場は変わっても、長野市政のことにご協力いただきたい旨を
お願いしました。
さて、長野市はオリンピック前から、助役2人制を採用してきま
した。市川さんの退任でしばらくは酒井助役の1人体制になり、苦
労をかけることになりますが、今後どうするかについては、しばら
く検討させていただきます。国も地方自治法の改革を検討している
ようで、助役・収入役については大幅に変わる可能性があるようで
す。その辺も考慮しながら、新しい体制を考えてまいります。
【新町消防署小川出張所が開所しました】
少し前の話になりますが、11月15日(火)に新町消防署小川
出張所が開所しました。開所の式典には、多くのご来賓をお迎えし
て厳粛に行われました。
長野広域消防は、平成7年4月から当時の更水10カ町村と長野
市により消防事務の委託を受け業務を開始しました。本年の1月1
日には市町村合併により新長野市が誕生、また10月には牟礼村・
三水村が合併し飯綱町が誕生し、現在5カ町村(信州新町、中条村、
小川村、信濃町、飯綱町)の長野広域消防体制となっています。
小川出張所については、長野広域消防体制が発足以来10年を経
過することから、総合的な防災力を検討するとともに、平成16年
4月、小川村・中条村の両村長から、小川地区、中条地区への消防
力の増強の要望が出されました。そこで長野広域消防運営協議会で
検討の結果、小川村役場の一部をお借りして、新町消防署の小川出
張所として設置することが決定、以来準備をしてきたものです。
昨今の社会情勢を勘案し、小川村役場内に併設された新しい出張
所は、職員数は10名体制で、配備車両は、消防ポンプ自動車・救
急自動車・広報車の3台を配備し、管轄区域を小川村・中条村とし、
住民の生命と財産を守る防災拠点として運用することになりました。
出張所の執務室は小川村のご好意により、役場の建物の中で明る
くて窓外の景色が素晴らしい良い場所をお借りしました。また、減
菌室、仮眠室、車庫を備えた立派なものです。そして何といっても、
この出張所が出来たことにより、出動からの現場到着時間が、18
分かかっていた地区が5分で到着するなど、格段に短くなりました。
地域に密着した体制がとれるようになったわけで、両地区の皆さん
にとっての安心感は格段に上がったと思います。
小川村村長さんは「昨今の各地で発生する甚大な災害には目を覆
うばかりであり、日ごろからあらゆる災害に備えるべく地域防災の
強化に努めてきたが、この出張所が開設されたことは、大変心強い」
と喜んでくださいました。確かに、小川村は、近隣の新町、七二会、
鬼無里の各消防署から遠く、現場への到着時間も多くかかっていた
ため、常備消防をぜひ招致したいと願ってこられたわけですから、
それが実現できて、中条村村長さんと共に、大変喜んでいただきま
した。
私からは、「この施設を有効活用するとともに、今後も5カ町村
と連携をとりながら安全で快適な住みよい地域づくりをめざして、
広域消防体制の充実を図ってまいります。皆さん、ご支援、ご協力
をお願いします」と挨拶させていただきました。
小川村には、長野市内にあった長野県の旧知事公舎が移転改築さ
れて保存されていることは、皆さんご存知のとおりです。役場の2
階からその建物を眺めてきましたが、懐かしい建物です。今度来る
時は、ゆっくり拝見したいものです。また、村長室には元県知事の
故西沢権一郎さんの写真も飾られていて、これも懐かしく昔を思い
出しました。