2006年5月2日火曜日

ゴールデンウイークです!皆さん、出掛けましょう


「善光寺花回廊 ~ながの花フェスタ2006~」
 ゴールデンウイーク期間中のイベントとして、善光寺花回廊が華
やかに開催されています。このイベントは、地元商店街をはじめ、
関係団体や大勢のボランティアの皆さんの協力によって開催されて
いるもので、中心市街地活性化の起爆剤になっているものです。

 2002年に始まった善光寺花回廊は、「善光寺表参道が花々に
埋めつくされる春」をテーマに、長野のまちを花で埋め尽くし、春
の風物詩として定着してきましたが、今年も4月29日から5月5
日までの7日間、中央通りや権堂アーケード通りを中心に、さまざ
まなイベントが行われています。

 一昨年まで行われていました「インフィオラータ」に代わるイベ
ントとして、地元商店街やボランティアの皆さんがチューリップの
花びらなどを道路に敷き詰めて絵を描く「花キャンバス」を昨年か
ら実施しています。今年は5月3日から5日まで中央通りに展示さ
れますので、長野を訪れる大勢の皆さんに“長野の春”を満喫して
いただきたいと思います。

 そのほか、関連イベントとして、中央通りの車道を一部開放して
イベント等に活用し、来街者の皆さんに楽しんでいただく「表参道
ふれあい通り」も5月3日から5日まで開催されます。このイベン
トは、「歩行者の回遊性の向上」を図るため、道路空間の開放、道
路と広場との連携、公共交通の利用促進などを目指して実施してい
るものであり、中央通りの「歩行者優先型道路」の実現に向けた社
会実験でもあります。

 「善光寺花回廊」の会場となっている中央通りには、大門町に残
る空き店舗や使用されていない土蔵、町屋などを活用した、テナン
トミックスによる新しい商業施設であります「ぱてぃお大門」が昨
年11月にオープンし、中央通りの新しい名所としてにぎわいをみ
せています。また、東後町・権堂町A地区市街地再開発事業も、つ
い先日しゅん工し、間もなく入居者の方々が転居されてくるようで
す。中心市街地に住む人を増やしたいという長野市の考え方にもマ
ッチした建物です。そして、長野銀座A-1地区の市街地再開発事
業として、メディアと商業、公益施設が融合した複合施設「TOi
GO(トイーゴ)」も、今年9月のオープンに向けて整備が進めら
れており、新たなまちづくりの核施設として、市民や観光客の皆さ
んにご利用いただけるものと思っています。

 本市の中心市街地は、イベントの開催も含め、にぎわいが徐々に
戻ってきていると実感しています。この「善光寺花回廊」が長野の
春を代表するイベントとして発展していくためには、多くの関係者、
ボランティアの皆さんのご理解とご協力が必要不可欠です。市とし
ましても、このイベントが更に発展していくよう、今後も支援をし
ていきたいと考えています。

 善光寺花回廊は残り僅かな期間です。「花キャンバス」などの展
示や、フラワーカフェが開設されるなど、多彩なイベントが実施さ
れていますので、是非、街なかを歩いて楽しみましょう。

 ところで、季節はずれのニュースですが、4月18日、戸隠、鬼
無里および大岡地区の雪害警戒本部を解散しました。今シーズンの
雪は各地に被害をもたらしましたが、長野市内でもかなり多かった
という印象です。昨年12月28日に地区雪害警戒本部を設置して
以来、雪害救助員の派遣、雪崩危険箇所重点パトロール、災害情報
の収集および伝達、広報活動、畑等の消雪を主な活動として取り組
んできました。車庫等の損壊及び河川の氾濫が31件、落雪等によ
る被害は、死者1名、負傷者20名でした。山間地においては、ま
だ残雪があり、融雪による状況変化が予想されますので、皆さん十
分注意してください。

 4月22、23日、スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界
大会・長野メモリアル第1回フロアホッケー大会(勇気の翼フロア
ホッケー大会)がホワイトリングで開催されました。SO冬季世界
大会が開催されてから1周年を記念して、日本全国からSOアスリ
ート等を集め、フロアホッケー大会を開催したもので、昨年のSO
冬季世界大会を一過性のものにしないようにという意図もあります。

 主催はNPOスペシャルオリンピックス日本で、運営主体は「勇
気の翼フロアホッケー大会実行委員会」、後援は長野県、長野市、
県教育委員会、市教育委員会、そしてSO冬季世界大会長野支援基
金・SO支援機構という体制で行われました。

 当日は安川大会名誉会長、SO日本名誉会長である細川大会会長、
三井SO日本理事長も出席され、小林敏枝実行委員長(清泉女学院
短大・助教授)のリーダーシップのもと、ボランティアの皆さんや
学生さんたちが大勢参加して、2日間の大会運営を支えてください
ました。競技役員もアイスホッケー関係者が多いようですが、本格
的な方々が取り組んでくださいました。

 私は、開会式で、東は東京から南は大分、熊本まで、全国各地か
らお出でいただいたアスリートやパートナー(知的発達障害のない
方)の皆さんを心から歓迎する挨拶をさせていただきました。

 大会には、トラディショナルチーム(アスリートのみで編成され
る)が8チーム、ユニファイドチーム(アスリートと同数のパート
ナーで編成される)が2チーム、それと長野市内の小中学校チーム
(広徳中・真島小・通明小・下氷鉋小)が参加しました。

 私は開会式直後、安川大会名誉会長とスタンドから観戦させてい
ただきましたが、試合はなかなか迫力がありました。フロアホッケ
ーはスリルがあって面白いゲームです。このゲームの日本連盟も結
成され、本部は長野市におかれました。安川大会名誉会長のお話で
は、道具にお金がかかるけれど、基金があるので出来るだけ応援し
ていきたいと言ってくださいました。

 まだ観客が少ないのが残念です。これから宣伝もしながら、ホワ
イトリングが満員になるくらいのお客様が来てくださるように、そ
んな魅力のある大会にしていきたいと考えています。