2009年12月3日木曜日

今年も12月になってしまいました


 12月、何となく気ぜわしい時期になりました。12月のことを
「師走」と言いますが、何となく分かる気分です。この場合の「師」
は、先生という意味でしょうか、それともお坊さんを意味している
のでしょうか・・・。

 11月中は、選挙明けということで、ひと息入れたい気持ちもあ
ったのですが、投票日の翌々日には初登庁になってしまいました。
その後、松山市へ出張したり、アスペース篠ノ井や川中島小学校で
移動市長室を行ったり、市立高校の創立90周年記念式典への出席、
戸隠のトレイルランレースのスターター、都市デザインフォーラム、
長野市民会館を建て替えるか否かについての市民会議、茶臼山動物
園のレッサーパンダの森完成記念式典・・・。

 23日には長野えびす講煙火大会におじゃまさせていただきまし
た。広く日本中からお客さんにお越しいただき、30万人を超える
人出があったとのことです。確かに犀川河川敷は、大変な人込みで
したし、花火もミュージック・スターマインをはじめとして素晴ら
しいものでした。
 今年は不況の影響で、全国的に中止または縮小に追い込まれてい
る花火大会が少なくないようですが、主催した長野商工会議所と長
野商店会連合会にお聞きすると、長野は盛大な冬の花火で心意気を
示そうと、昨年より多い7,500発を打ち上げたのだそうです。

 政権交代した後、私にとって初めてとなる国への要望・提案活動
にも出掛けました。すでに3回になりますが(全国史跡整備市町村
協議会、北陸新幹線関係都市連絡協議会、道路関係期成同盟会)、
これらもすべて11月中でした。
 結構慌ただしい日程をこなしてきています。

 さて、12月。忘年会がたくさんありそうですね。お酒は飲み過
ぎると体に良くありませんが、人と人とのコミュニケーションのた
めには、優れた効果を生み出します。また、お酒の席には「雑談」
も付き物です。日ごろ私がよく言っていることですが、「雑談」の
中にこそ素晴らしいアイデアが詰まっている可能性が高いのです。
お酒の席の効用は、まさにこの「雑談」にあるのかもしれません。
 私の普段の仕事の中では、会議や懇談、打ち合わせなど、さまざ
まな方と会話をする機会が数多くありますが、それらの中に「雑談」
の時間はほとんどありません。いずれも市長という肩書を外してと
いうわけにはいきませんし、それぞれ目的があり、時間的な制約も
ありますので仕方ないのでしょう。
 そのような中ですから、たまに気の合った仲間や家族とお酒の席
で談笑する・・・私は至福の時を感じます。そして、このような中
で生まれるアイデアや気付きも案外少なくないと思っています。

 本日12月3日、市議会定例会が始まりました。この定例会では、
長野市民会館や都市内分権についていろいろ議論されることになる
と思います。
 長野市民会館については、11月16日の「市役所第一庁舎・長
野市民会館に関する市民会議」で出された意見や、「長野市民会館
建設検討委員会」の意見、市民の皆さんの意見を基にして、私から
市議会にご提案したいと考えています。その上で、議員さんからの
意見を慎重にお聞きしてまいりたいと思っています。
 結果は、あらためて皆さんにご報告したいと考えていますが、い
ずれにしても期限のある話ですから、いつまでも検討しているわけ
にいかないことは事実です。

 12月19日には、市内3スキー場のオープンを予定しており、
待望のスキーシーズンが始まります。今シーズン、特に戸隠スキー
場では、中社ゲレンデのリフトを架け替えるなど、リニューアルに
取り組みました。
 このリニューアルは、スキーの持つ素晴らしい魅力を多くの市民
の皆さんに満喫してほしい、心身の健康に役立ててほしいという思
いとともに、中山間地域と都市部との交流人口を増やすための重要
な施策として実施したものです。

 長野県にとって、冬の観光にスキーが果たしてきた役割はとても
大きなものがあります。長野市にとっても当然で、何としてもスキ
ーを冬の観光の目玉に復活させ、観光客・宿泊客の増加、お土産品
販売や地元レストランの繁盛、地元雇用の増加等々を図りたいと、
かなり欲張っています。
 リフトやゲレンデの整備も大切ですが、歩くスキーも力を入れて
みたい分野です。また、グリーンシーズンでは、ノルディックウオ
ーキングやトレイルランニングもいいと思っています(先日、戸隠
診療所の佐々木先生に誘われてノルディックウオーキングに参加し
てきました。健康にも良いそうですから、今後さらに人気が出るで
しょう)。

 確かに現在、スキーは冬の時代と言われ、スキー場全体に元気が
ありません。地球温暖化で雪が不足がちであることや、娯楽が増え
て人間の行動が分散しているからスキーの復権は難しいという方も
いらっしゃいます。
 しかし、そんな時だからこそ、リフトの架け替えをきっかけにし
て、“戸隠スキー場は頑張っているぞ”という発信力を高め、そし
て何より“いいとき(飯綱高原、戸隠、鬼無里)観光エリア”の目
玉として、存在感を増していきたいのです。

 皆さん、19日の戸隠のスキー場開きには、ぜひ、お仲間、ご家
族等々おそろいで来場いただき、前途を祝していただきたいと思い
ます。そして、飯綱高原スキー場、聖山パノラマスキー場にもぜひ
お出掛けください。